昨今の健康志向の高まりから、大手飲料メーカー各社もカフェインレス商品の販売を強化しています。
このレポートでは今人気のカフェインレスコーヒーについて、またコーヒー豆からカフェインのみを除去するにはどのような方法があるか紹介します。
人気のカフェインレスコーヒー5選
今回は下記項目に照らし合わせ、筆者自身、是非飲んでみたいと思う商品を厳選して紹介します。
(口コミは掲載のため、一部加筆・修正を加えています。)
・価格帯:1,000~2,500円程度
・カフェイン除去方法:水抽出又は超臨界二酸化炭素抽出
・レビュー(口コミ)評価:4以上
マウントハーゲン オーガニック フェアトレード カフェインレスインスタントコーヒー100g
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・内容量:100g
・原材料:有機コーヒー豆(パプアニューギニア、ペルー、メキシコ)
・原産国 : ドイツ
・参考価格 1,372円
○特徴
高地有機栽培のアラビカ豆100%ブレンド。
カフェイン残留率0.3%未満。
超臨界二酸化炭素抽出法によりカフェイン除去。
○レビュー(口コミ)評価
・件数 471件
・評価 4.4
【口コミまとめ】
口コミでは「カフェインレスとは思えない美味しさ!」「味もいいし、冷めても美味しく飲める。」「カフェオレにしても美味しい」と、味を評価するものが多かったです。安いのにとても美味しいという意見が多いですね。
カフェインレスコーヒー ドリップコーヒー【デカフェ・コロンビア】お試し1杯分(9g)
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・内容量: 1杯9g入り
・原材料: コーヒー豆 (生豆原産国:コロンビア)
・原産国 : 日本
・参考価格 60円
○特徴
「液体二酸化炭素抽出法」によりカフェイン残留率0%以下に抑えたカフェインレスコーヒー豆だけを使用。
焼きたて挽きたてをドリップバッグに充填しているので香味新鮮なコーヒーをお楽しみ頂けます。
○レビュー(口コミ)評価
・件数 167件
・評価 4.6
【口コミまとめ】
デカフェでなおかつドリップタイプが欲しい人に高評価です。また、味は「スタバのデカフェのよう」とのこと。これは期待出来そうですね!「カフェインレスコーヒーとはわからない」ほど、味も香りもよく、濃いめのコーヒーです。芳醇な香りも◎
カフェインレスコーヒー ドリップコーヒー【デカフェ・コロンビア】お試し1杯分(9g)
スティックコーヒー ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス 2g×50P
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・内容量: 2g×50P
・原材料: コーヒー豆
・原産国 : ※※
・参考価格 1,540円
○特徴
自然の水だけを使用する独自の製法でカフェインを97%カット。
コーヒー豆を細かく粉砕、ネスカフェ独自のカフェイン除去方法で豆の酸化の原因となる空気との接触を抑えます。
そのため、カップにお湯を注いだ瞬間、淹れたての香りとコーヒー本来の味わいが一面に広がります。
○レビュー(口コミ)評価
・件数 49件
・評価 4.6
【口コミまとめ】
味はマイルドで飲みやすく、小分になっているので使いやすいという意見が多いですね。「下手にドリップするよりこっちのほうが美味しい」というレビューも。ストレスなくカフェインレスを楽しめる一品です。
クライス カフェインカットのおいしいコーヒー ジッパーパック 100g
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・内容量: 100g
・原材料: コーヒー豆100%
・原産国 : ※※
・参考価格 918円
○特徴
生豆時に二酸化炭素の超臨界抽出法にて除去。
カフェインを99.7%カットした体に優しい、おいしいコーヒー。
○レビュー(口コミ)評価
・件数 33件
・評価 4.4
【口コミまとめ】
「ジッパータイプのパッケージなのでしける心配がない。」「カフェイン99.7%カットなので夜も安心して飲める」「お手頃価格で味もよく使いやすい」などの意見が多かったですね。味も酸味・香りのバランスがよく、ちょうどいいデカフェコーヒーといった感じでしょうか?
UCC おいしいカフェインレス ボトルコーヒー 無糖 ペットボトル 930ml×12本
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・内容量: 930ml×12本
・原材料: ※※
・原産国 : ※※
・参考価格 1,572円
○特徴
コーヒー豆にやさしい二酸化炭素を使用してカフェインをカット。
コーヒー本来の味や香りはそのままで、からだにもやさしいコーヒー。
レギュラーコーヒー100%
アイスでも楽しめる
深炒りコーヒーを使用して、しっかりとしたコクとキレのある苦みを実現しております。
無添加:香料・着色料は一切使用していません。
○レビュー(口コミ)評価
・件数 36件
・評価 3.8
(Amazon’s choiceでない場合は評価4.3)
【口コミまとめ】
「ボトルコーヒーでカフェインレスってあまり見ないので重宝しています。」「香り・味わいどちらもしっかりしていて飲みやすい」と、ボトルのカフェインレスが欲しい人に高評価でした。夏の暑い日、コーヒーを飲みすぎるとカフェインの取りすぎが心配の時にもいいですね。
コーヒー豆からカフェインを除去する方法
コーヒー豆からカフェインを除去する方法は下記3通りが一般的です。
・有機溶媒抽出
・水抽出
・超臨界二酸化炭素抽出
有機溶媒抽出
ケミカル・メソッド。
蒸気で膨潤させたコーヒー生豆を抽出槽に充填し、そこに有機溶媒を通してカフェインを抽出する
以前はベンゼン(沸点 80.1℃)、クロロホルム(61-62℃)、トリクロロエチレン(86.7℃)などが用いられていたが、これらの有機溶媒の残留する可能性が問題視された。
現在はジクロロメタン(39.75℃)が用いられることが多い。
カフェインを十分に取り除くことが可能だが、薬品を使うため健康への不安が残る方法です。
(ウィキペディア(Wikipedia) デカフェ を参照しています。)
水抽出
ウォーター・メソッド。
コーヒー生豆を充填した槽に、水を通してカフェインを水溶性成分ごと抽出。
続いてこの抽出した水相から有機溶媒でカフェインを抽出除去する。カフェインを除いた後の水相は、残留する有機溶媒を除いた後で再び生豆の槽に循環され、有機溶媒で抽出されなかったカフェイン以外の水溶性成分が再び生豆に戻される仕組みである。
(ウィキペディア(Wikipedia) デカフェ を参照しています。)
超臨界二酸化炭素抽出
超臨界流体の状態にした二酸化炭素でカフェインを抽出する方法。
大手コーヒーチェーン(スターバックスなど)でも採用されているカフェイン除去方法。
気体と液体の性質をもつ超臨界流体によってカフェインを除去する。
二酸化炭素を使うメリットは、万一残留しても毒性を考慮する必要がない点です。
また、廃液処理の必要がない点、有機溶媒のような燃焼性がなく火災の心配がいらない点など、極めて優れた脱カフェイン法だとされています。
150~180℃、120~180気圧という条件などの至適条件が検討されています。
今回、このレポートでは体への安全を考慮し、「水抽出」と「超臨界二酸化炭素抽出」によるカフェインレスコーヒーを紹介しています。
現在では、「超臨界二酸化炭素抽出」が普及しているためか、デカフェ・カフェインレスでも、コク・香り・風味の高いコーヒーを楽しむことが出来ます。
まとめ
以上が評価の高いカフェインレスコーヒー及び、カフェイン除去方法についてのレポートとなります。
「カフェインレスコーヒー」は風味を損なう、香りが悪いというイメージは一昔前のものであり、現在ではコーヒー愛好家も唸らせるデカフェコーヒーを手軽に購入することが出来ます。
それも、カフェイン除去技術の発達、健康志向の高まりが影響しているものと思われます。
written by hatomugi (@hatomugi_bikatu)
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