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ハンタウイルスのクルーズ船集団感染、パンデミックの可能性は?【結論:今は大丈夫】

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クルーズ船「MVホンディウス号」でハンタウイルスの集団感染が起きました。

WHOのテドロス事務局長は「現時点では、大規模な流行の兆候は見られない」といっているものの、、、「本当に大丈夫なの?」と、心配になりますよね。

こんにちは、ハトムギ(@hatomugi_bikatu)です。

クルーズ船の集団感染というと、コロナ初期の「ダイヤモンド・プリンセス号」が頭によぎって、何とも落ち着かない気分になりますね。

しかも、今回集団感染したハンタウイルスは致死率が40〜50%、本来ヒトヒト感染は起きないといわれています。

なぜ、ヒトに感染が広がっているのに、(今のところ)パンデミックにならないといわれているのか?理由を調べてみました。

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そもそもハンタウイルスって何?

画像はイメージです

ハンタウイルスとは、げっ歯類(ネズミなど)を元々の宿主(自然宿主)としているウイルスです。主な感染経路は感染したげっ歯類に噛まれる、糞や尿を含むホコリを吸い込む、汚染された食べ物を食べる、などです。

上記の感染経路で病気ななった例としては、ちょっと前にアメリカの俳優ハックマンさんの奥様がハンタウイルス肺症候群(HPS)で亡くなったとニュースになっていました。こちらを記憶している人も多いかもしれません。

参考:BBC「米俳優ハックマンさんと妻アラカワさん、個別に病死と検視官 自宅で遺体発見」

ハンタウイルスの症状

ハンタウイルスに罹ったときの主な症状は以下の通りです。

  • 発熱・悪寒
  • 筋肉痛・頭痛
  • 咳・息切れ(肺に症状が出るタイプ)
  • 嘔吐・下痢を伴うこともある

症状が進行すると、急速に呼吸不全を起こして重篤化するのが特徴です。

潜伏期間は1週間〜5週間程度、通常は約2週間とされています。感染してからすぐには症状が出ないので、気づかないうちに動き回ってしまうこともあります。

参考:厚生労働省「ハンタウイルス肺症候群

致死率は脅威の40%以上!

ハンタウイルスの致死率は40〜50%とされています。

これがどの程度高いかというと、感染症法では1類感染症に分類されているエボラ出血熱(致死率約50%)と同程度です。(治療法なし)

なお、1類感染症に以降した新型コロナウイルス感染症で60歳未満の致死率は1%以下です。

参考:厚生労働省免疫所「エボラウイルス病(Ebola virus disease)

参考:武田薬品株式会社「新型コロナウイルス感染症リスクの“今”

治療薬・ワクチンは共に存在しない

現時点で、ハンタウイルスに罹っても治療薬もワクチンも存在しません。感染したとしても、対症療法でしのぐしかありません。

参考:BBC「ハンタウイルス感染は「地獄の苦しみ」だった……感染から回復した人々が語る

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ハンタウイルスは本来ヒトからヒトに感染するウイルスではない

先ほどご紹介したとおり、ハンタウイルスの本来の感染経路は、げっ歯類からヒトへの「動物→ヒト感染」です。

なので、致死率が高くても、宿主のげっ歯類が居ない地域(日本など)であれば、それほど心配はいらないです。

参考:国立大学法人長崎大学「ハンタウイルスについて

しかし、クルーズ船では集団感染が起きている。

なぜかといえば、ハンタウイルスの中でも唯一ヒトヒト感染が起きるとされている「アンデス株」が流行っているからです。

ハンタウイルスの「アンデス株」は例外

ハンタウイルスにはいくつか種類(株)があるそうですが、その中で唯一、ヒトからヒトへの感染を引き起こすとされているのが「アンデスウイルス(アンデス株)」です。

このアンデスウイルスは、呼吸困難などを起こす「ハンタウイルス肺症候群(HPS)」を発症する代表的な株だそうです。

感染経路は「濃厚接触」で、具体的には以下のような状況でリスクが高まるそうです。

  • 感染者と同じ部屋で長時間過ごす
  • 同室で就寝する
  • 性的な接触をする
  • 感染者の体液(唾液など)に直接触れる

クルーズ船は「感染者と同じ部屋で長時間過ごす」が起きやすいので、感染爆発しやすいのでしょう。

逆にいえば、新型コロナウイルスのように、くしゃみや咳だけで簡単にうつるタイプのウイルスではないということです。

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「MVホンディウス号」では「アンデス株」が流行している

画像はイメージです

現在ニュースで話題になっているクルーズ船のハンタウイルスはアンデス株です。

時系列をまとめると、2026年4月、アルゼンチンのウシュアイア港を出港したオランダのクルーズ船「MVホンディウス号」で、ハンタウイルス(アンデス株)の集団感染が発生しました。

5月上旬時点で、確定症例5件・疑い症例8件、死者3名(うちハンタウイルスによると確認されているのは1名)が報告されています。

なお、感染拡大の少なくとも一部は、ヒトヒト感染によるものと考えられています。

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ヒトヒト感染のハンタウイルスなのにパンデミックの可能性が低い理由

困った女性
困った女性

ヒトヒト感染ならパンデミックになるんじゃないの?

…と心配になる人も多いはず。

ですが、WHOやCDCが「現時点でパンデミックの可能性は低い」と評価しています。これには、ちゃんと理由があります。

主な感染経路が「濃厚接触」だから

先述の通り、アンデス株は「同じ空間にいるだけ」では感染しません。

麻疹のように部屋を出た後も感染性を保つほどの感染力はなく、「新型コロナの再来」といえるような感染の広がり方ではありません。

このため、感染者をしっかり隔離するなど、適切な感染対策が取れれば封じ込めが十分に可能だそうです。

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下船後に徹底した隔離と経過観察をするから

クルーズ船の乗客は、5月10日にカナリア諸島に到着した後、症状の有無にかかわらず健康状態の確認を受けています。

陽性者や濃厚接触者は最大45日間、隔離や経過観察下に置かれるそうです。

なお、下船後にフランスアメリカで新たな陽性者が出ましたが、そちらも、速やかに隔離措置が取られたそうです。

潜伏期間が最大5週間と長いので、今後もしばらくは帰国後の感染者が報告はあるでしょう。

厳格な接触者追跡と隔離が続けられているため、連鎖的な感染拡大は抑えられる、と考えられます。

過去にアウトブレイクした実績があるから

実は、ハンタウイルスのアンデス株のヒトヒト感染は今回が初めてではありません。

過去にもアルゼンチンなど、いくつかの地域で集団感染があったものの、いずれもパンデミックにはなっていません。

このため、適切に方法で対処すれば、封じ込めが可能なウイルスと考えられています。

参考:CNN「人から人に感染するハンタウイルス「アンデス株」とは アルゼンチンで2018年に集団感染

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ハンタウイルスのニュースで今後気を付けたいこと

こんな感じで、今のところハンタウイルスのパンデミックの可能性は低いと考えられています。

なので、特別な対応は特に必要ないでしょう。しかし、ウイルスの厄介なところは「変異」が簡単に起きやすい点です。

今後「こんなニュースを見たらちょっと注意したい」と、いう内容をまとめます。

ウイルスが変異を起こした

現在のアンデスウイルスは「濃厚接触」でないと感染しないとされています。しかし、ウイルスが変異して「飛沫核感染するようになった」と報じられたら要注意です。

日本で感染者が出た

現在のところ、日本国内でハンタウイルス感染の報告はありません。しかし、国内での感染者の発生や国内のみで二次感染が報告されれば、対応レベルが引き上げられる可能性があります。

感染者数・死者数が急増している

クルーズ船下船後に、各国で次々と新規感染者が確認され、死亡数も増加しているようなら、封じ込めができていない可能性が強いです。こうなるとパンデミックの恐れが出てきます。

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まとめ:今のところパンデミックを過度に心配する必要はない

ハンタウイルス(アンデス株)は致死率が非常に高い怖いウイルスですが、濃厚接触が主な感染経路のため、現時点でパンデミックになる可能性は低いと評価されています。

ただし、ウイルスは変異も起きやすいので、「ハンタウイルスの新規感染者が増加している」「飛沫感染の可能性が浮上」などのニュースが流れたときは警戒したいと思います。

治療法もワクチンもなくて致死率が高いとどうしようもないですからね。ただ、ウイルスの特性として、感染力が強まると致死率は低くなるそうなので、現時点では情報収集くらいしかやることはないですね。

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