ホルムズ海峡の閉鎖が長引いていますが、このまま1カ月、3カ月、1年……と長引けば、どうなってしまうんだろうと、正直心配になりますよね。
そこで、閉鎖期間を5つの時期に分けて、起こりうる事態と生活防衛でできそうなことを調べてまとめてみました。
こんにちは、ハトムギ(@hatomugi_bikatu)です。ホルムズ海峡は日本が使う石油の約9割が通る「エネルギーの大動脈」といわれています。
ここが閉まったままだと、今後、ガソリンから電気代まで、ありとあらゆるものが値上がりする可能性が高いので、閉鎖期間から逆算して、どんな対策ができるだろうか?と考えてみました。
予想できるものはある程度の対策はできますからね!
【可能性:低】パターン1. 今日から数週間程度で解除
まずは「数週間以内に解決する」パターンです。残念ですが、今の状況だと実現可能性は低いかなぁという印象です。
なぜかというと、イラン側は戦いの継続を宣言しており、アメリカとの話し合いも進んでいない状況だからです。
参考:Yahoo!ニュース「【報ステ解説】イラン「停戦協議一切ない」…別の“重要海峡”に戦線拡大の恐れも」
で、もし仮に戦いが終わったとしても、水中に「機雷(きらい)」という船が通ると爆発する爆弾が残ります。なので、撤去して安全に通れるようになるまでにはさらに時間がかかるそうです。
日本で起こりうること
では、今日から数週間程度閉鎖が続く、言い換えるとすぐ解決すると、日本ではどのようなことが起こりそうか考えてみました。
- ガソリン代は値上がりする可能性があるものの政府備蓄の石油でカバーできるので、大混乱にはならない。
- 石油の代替輸入ルートが動き始めているので乗り切れる。
正直、あと数週間で終わってほしいですよね。
予防策
今、今後のためにできる備えがあるとすればこんな感じです。
- ガソリンが半分になったら給油
- 食料品&日用品のローリングストックを習慣化
- 電気やガスの契約プランを見直すのもあり
すでに防災用のローリングストックが習慣化している方は、ニュースを気にしておく程度でもいいかもしれません。
【可能性:中】パターン2. 1〜3ヶ月以内に解除
次に1〜3ヶ月でホルムズ海峡の閉鎖が解除されるパターンです。これは結構現実的なのでは?とされています。
その理由が、既にイラン側が自国と友好国の船だけは、ホルムズ海峡を渡ることを許可しているためです。
参考:ForbesJAPAN「イラン、自国と「友好国」の船舶のホルムズ海峡通過を許可」
イランは石油や天然ガスなどのエネルギーが主要産業なので、ずっと輸出を停止にしていると、自分たちの資金も底を尽きます。
なので、どの国も経済的に大変になる3ヶ月くらいには話し合いがまた始まるのでは?との考えです。
日本で起こりうること
日本の石油備蓄は254日分と報道されていますが、専門家によっては「90日分程度しかない」と考えています。
参考:PRESIDENT Online「日本の本当の石油備蓄量は「半分以下」…専門家が断言「備蓄が254日分もあっても安心とは言えない」事情」
上の記事が結構真実味があるので、仮に90日分しかないと仮定すると、3カ月も閉鎖が続けば石油が底をつきます。そうなると、日本ではこんなことが起きると考えられます。
- 電気代・ガス代が今より大幅に値上がりする
- ガソリン代も一気に高騰
- 企業では材料がなくなり物価全体が上昇
- 政府から節電や節ガス要請が出る可能性も
今は3月も終わりなので、ここから3カ月閉鎖が続くとなるとちょうど夏頃に節電要請などが始まる可能性があります。
予防策
この時期にできる予防策は以下のとおりです。
- 早めに猛暑対策をする。
- ポリタンクの灯油は半年持つので、雪国では早めに備蓄する。
- 電気の使い方を見直す。
- 固定費削減。必要ないサブスクは解約。
- ローリングストックを厚くする。
- 生活防衛資金を3〜6ヶ月分確保。
個人的に、6月でもまだ海峡封鎖のニュースが流れていたら、灯油の備蓄を始めようと思います。
関連記事:【厳選】オイルショックに備える!今すぐストックしたい日用品7選
【可能性:中】パターン3. 3〜6ヶ月以内に解除
3〜6ヶ月となると、90日と仮定した日本の石油備蓄がなくなった後の状況です。ここまでくると、話は一段と深刻になってきます。
イランとアメリカの対立構造が固まって解決の糸口が見えない状態になると、ここまで長引くこともありうるそうです。関係各国が調停に入ると、6カ月程度で解決する可能性もありそうですが、そうでないとさらに長引く可能性もゼロではないそうです。
日本で起こりうること
石油備蓄が90日程度と仮定すると、3〜6ヶ月も石油が入ってこないとオイルショックが起こり得ます。
- 本格的なエネルギー危機の可能性
- 工場を一時停止する企業が増え、一部の製品が品薄に
- 野菜や米などの値段も上がる恐れ
- 燃料の配給・使用制限の可能性も
予防策
省エネとエネルギーの自給自足を考える必要が出てきます。
- 太陽光パネルや家庭用蓄電池の導入を本格検討
- 車は極力使わず、徒歩や自転車
- EV車に買い換える
- 食料は1ヶ月分以上備蓄
- プランター菜園を始めるのも方法
- 仕事は在宅勤務に切り替える
関連記事:【今さら聞けない?】1バレルって何リットル?他にもよく分からない単位をまとめました!
【可能性:低】パターン4. 6ヶ月〜1年以内に解除
半年以上閉鎖が続くと、日本だけでなく世界中の経済が大きなダメージを受けます。そのダメージが逆に「もう終わりにしよう」という圧力になって、交渉が動く可能性もゼロではありません。
日本で起こりうること
今、懸念されているスタグフレーション(景気の停滞と物価上昇が同時に起こること)の状態になる恐れがあります。
- 石油備蓄は完全になくなり代替ルートでは足りない状態
- 円安がさらに進み、輸入品の値段が全体的に上がる恐れ
- 変動金利のローンを抱えている人には、金利上昇のリスクも出てくる
予防策
省エネとエネルギーの自給自足を考えるのではなく「しなければいけない」状態です。
- 太陽光+蓄電池で電力を自給
- 石油以外の暖房機器の検討
- 食料は6ヶ月分程度備蓄
- 畑があるとなおよい
- 地方移住の検討
- 収入源を複数作る
ただ、上記のように書いたものの、正直実感は沸かないですね。私は雪国に住んでいるので、とにかく、灯油を使わない暖房を探します。今検討しているのは豆炭あんかや囲炉裏。
【可能性:低】パターン5. 1年以上閉鎖が続く
可能性は低いとされるものの、ゼロではないので、念のためパターン5として紹介します。ホルムズ海峡の閉鎖が1年以上続くと、世界中の経済が耐えられないでしょう。このため、紛争が広がる可能性もあります。
大戦に発展する可能性もゼロではないと考えられているようですが、大国は交渉を続ける方がメリットが大きいので、そこまでには至らないとの見方が強いようです。
日本で起こりうること
大混乱の可能性もありますが、もしかすると、もうエネルギーが代替された生活に慣れ始めているかもしれないですね。
- 1973年のオイルショック以上の衝撃
- エネルギー利用の制限
- 戦後最大規模の経済危機の可能性
- 店頭からものが消える
- 日本のエネルギー政策の転換点になる可能性
予防策
ここまでくると、個人でできることには限界がありますが、何もできない分けではありません。
- エネルギーは可能な限り自給自足
- 地域との交流を大切にして助け合う
- ないものは自分で作る
- 現金を手元にある程度置いておく
- 給付金・補助金制度をこまめにチェック
……なんだか世紀末みたいな状態です。
まとめ:冷静に判断して行動したい
以上、ホルムズ海峡の閉鎖期間と、どのような影響がありそうか予想してみました。私は専門家ではないので、情報を集めてイメージすることしかできませんが、「もしかしたら長期間石油不足が続くかも?」とイメージできれば事前準備もできると思っています。
個人的には下のニュースでイラン側が「最低6カ月間、高強度戦争を続ける能力がある」と発言しているのを見つけたので、ホルムズ海峡の閉鎖も長期化しそうでやだなと思って調べてみました。
参考:Yahoo!ニュース「イラン「高強度戦争6カ月間可能」…米「ウラン確保」特別部隊投入議論」
ただ、日本はオイルショックの経験から対策を色々しているそうなので、今は冷静にできることをするだけかなという印象です。

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