重曹・クエン酸・石けん・セスキ炭酸ソーダ・アルコール・過炭酸ナトリウム。実は、この6つがあれば、家の中の大抵の汚れはお掃除できます。石油由来成分不使用。どれも大容量で費用は数百円程度。薄めて使うことが多いので、一度用意すれば半年~1年近く持ちます。
こんにちは、ハトムギ(@hatomugi_bikatu)です。
石油由来の製品の値上がりが心配されるなか、日用品の洗剤が値上がりするとだいぶ困りますよね。
そこで今回は、合成洗剤の代替品「ナチュラルクリーニング」アイテムを使って、家中掃除する方法を紹介します。私も重曹やセスキ炭酸ソーダなどなど、いくつか使っていますが、簡単な汚れであればナチュラルクリーニングの方が手軽で使いやすいくらいです。
※今回の記事は「【厳選】オイルショックに備える!今すぐストックしたい日用品7選」で紹介している「洗濯・食器用洗剤」の章の代替品です。
【洗剤の代替品】この6つがあれば家中ピカピカ!
合成洗剤の代わりに、ナチュラルクリーニングで使う6つのアイテムはこちら↓
- 重曹
- クエン酸
- 石けん
- セスキ炭酸ソーダ
- アルコール
- 過炭酸ナトリウム
ナチュラルクリーニングは「汚れの性質」と「素材のpH(酸性・アルカリ性)」の相性で汚れを落とします。
- 酸性の汚れ(油汚れ・皮脂汚れなど) → アルカリ性の素材(重曹・石けんなど)
- アルカリ性の汚れ(水垢・石けんカスなど) → 酸性の素材(クエン酸)
組み合わせさえ覚えれば、キッチン、バスルーム、トイレ、どこでもお掃除できます。では、それぞれの洗剤の特徴や使いかたを紹介します。
重曹【pH:8.0~9.0(弱アルカリ性)】
重曹(炭酸水素ナトリウム)は、pHが8.0~9.0の弱アルカリ性の素材です。セスキ炭酸ソーダと比べると水に溶けづらいので、その性質を利用し研磨剤としても使えます。
なので、こすり洗いとの組み合わせて焦げを取るなどの使いかたも可能です。
また、消臭効果もあるので、靴箱やトイレに粉末のまま置いておくのもOK
向いている汚れと使い方
- 軽い油汚れ・皮脂汚れ:水200mlに重曹小さじ1を溶かしてスプレーして拭き取る
- コンロ周りの焦げつき:粉末を直接ふりかけてスポンジでこする
- 冷蔵庫や排水口の臭い取り:容器に入れて置いておく
- 浴槽・洗面台の掃除:粉末を湿らせたスポンジにつけてこする(傷つきやすい素材はNG)
私は使った後のトイレブラシに重曹をかけておいて消臭しています。
不向きな汚れ・注意点
- 水垢や石けんカス(アルカリ性の汚れ)には効果が薄い
- アルミ製品や畳には使用不可(変色・劣化の原因になる)
- 溶け残りがあると柔らかい素材に傷がつく可能性がある
重曹って本当に溶けづらいので、溶けやすいアルカリ性の素材の方がいいなら、セスキ炭酸ソーダがおすすめです。
クエン酸【pH:約2.0(酸性)】
クエン酸はレモンや梅干しにも含まれる天然の酸性素材です。重曹とは逆に、アルカリ性の汚れを中和して落とすのに向いています。
食品添加物グレードのものなら安全性も高く、子どもがいる家庭でも使いやすいですね。
向いている汚れと使い方
- 水垢・シャワーヘッドの白い汚れ:クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1)をスプレーしてしばらく置く
- トイレの黄ばみ・臭い:クエン酸水をスプレーしてトイレットペーパーを貼り付けてパック
- 電気ケトルの内側の白い汚れ:水にクエン酸を溶かして沸騰させる
- 洗濯のすすぎ:柔軟剤の代わりにクエン酸水を使うと石けんカスが残りにくくなる
ポットの水垢はクエン酸で落とすのが定番ですよね。
不向きな汚れ・注意点
- 油汚れや皮脂汚れには効果が薄い
- 大理石・天然石・鉄製品には使用不可(腐食する恐れがある)
- 塩素系漂白剤と混ぜると有害ガスが発生するので絶対に混ぜない
「水垢を落とす定番」といいましたが、放置しすぎた水垢だと、クエン酸だけではなかなかな落ちないのでご注意を。
石けん【pH:約9〜11(アルカリ性)】
石けんは植物性や動物性の油脂から作られる、最も古く(紀元前)からある洗剤のひとつです。
界面活性剤の一種ではあるものの、石油由来の合成界面活性剤とは異なり、自然に還りやすいです。固形・粉末・液体と形状もさまざまで、用途に合わせて選べます。
向いている汚れと使い方
- 洗濯:粉石けんや液体石けんを洗濯洗剤としてしかう
- 食器洗い:食器洗い用の固形石けんをスポンジにつけて使う
- 浴槽・壁の皮脂汚れ:石けんをスポンジにつけてこする
- 手洗い・身体:体用の固形石けんをそのまま使用
何が石けんで何が合成洗剤なのか分からないときは、とりあえず「シャボン玉石けん」の商品から探すと欲しいものが見つかると思います。
不向きな汚れ・注意点
- すすぎが不十分だと石けんカスが残りやすい(クエン酸水でのすすぎが効果的)
- ウールやシルクなどのデリケート素材には中性洗剤の方が向いている場合がある
- 硬水の地域では泡立ちが悪くなりやすい
昔、粉末石けんを大量に買ったものの、いざ使うと粒子が細かすぎてむせて苦戦しながら使い切ったことがあります(笑)液体・個体・粉末と色々種類があるので、少量からはじめて、使いやすいものを探すのがおすすめです。
セスキ炭酸ソーダ【pH:約9.8(アルカリ性)】
セスキ炭酸ソーダとは、重曹と炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)を混ぜた素材で、重曹よりも強いアルカリ性です。
水に溶けやすくスプレーにして使いやすいので、自作洗剤を作るときに便利です
重曹のように溶け残らないので、研磨剤には不向き。
向いている汚れと使い方
- 油汚れ・換気扇:水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かした「セスキスプレー」を吹きかけて拭く
- 血液・食べこぼし(タンパク質系の汚れ):セスキスプレーを吹きかけ、しばらく置いてから拭き取る
- 壁紙の手垢・皮脂汚れ:スプレーしてから乾いた布で拭く
- 洗濯の漬けおき:セスキ炭酸ソーダを溶かした水に衣類を漬けおきする
私はセスキスプレーをキッチンに常備しているんですが、コンロの汚れもスプレーをして放置すれば簡単に落ちるので便利です。
不向きな汚れ・注意点
- 水垢・石けんカス(アルカリ性の汚れ)には効果がない
- アルミ製品・畳・白木には使用不可(変色・腐食の原因)
- 重曹より洗浄力が強いので、素手での長時間使用は手荒れに注意
- こすり洗いの効果は重曹の方が上
素手で触るとちょっと荒れやすいので注意。
アルコール(エタノール)【pH:約7(ほぼ中性)】
消毒用のアルコール(エタノール)には、細菌やカビ、一部のウイルスのタンパク質を変性させて除菌・殺菌する効果があります。
pHも書きましたが、他の洗剤と異なり、pHで汚れを落とす用途ではありません。市販のアルコール除菌スプレーの主成分でもあります。
原料を発酵させて作るタイプのものは石油由来成分ではないので、今回の物価高の影響を受けにくいです。
濃度が約70〜80%で除菌効果が出るので、薄すぎても濃すぎても効果が下がります。市販の「消毒用エタノール」はだいたいこの濃度に調整されているので、そのまま使うのが一番ですね。
向いている汚れと使い方
- キッチン・まな板・ドアノブの除菌:スプレーして拭き取るだけ
- カビの除菌:カビが生えた箇所にスプレーして拭き取る
- 冷蔵庫内の除菌:スプレーしてから乾いた布で拭く
- ガラス・鏡の拭き上げ:スプレーして拭くと水垢がつきにくくなる
消毒用エタノールは水跡が付きにくいので、ガラスを拭くのにも向いているそうです。
不向きな汚れ・注意点
- 油汚れや水垢を落とす洗浄効果はほぼない。あくまで「除菌」が目的
- 重曹水・クエン酸水と混ぜると濃度が下がり除菌効果が落ちるので、別々に使う(先に汚れを落としてから、仕上げにアルコール除菌という流れが◎)
- 引火性があるので火の近くでの使用は厳禁
- 塗装・ニス・プラスチックが変質する場合があるので、素材を確認してから使う
私は消毒用エタノールと手作り洗剤を混ぜて使っていたのですが、、、
今回調べたところ、別々に使った方がどちらの効果も確実にでるとのことでした。
過炭酸ナトリウム【pH:約10〜11(アルカリ性)】
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と過酸化水素が混合した粉末状の素材です。
「酸素系漂白剤」の名称で市販されている製品の主成分で、「オキシクリーン」あたりが有名ですね。
水に溶かすと酸素の泡を出しながら、漂白・除菌・消臭の3つを無臭で同時にこなせる優れモノです。
向いている汚れと使い方
- 洗濯の漂白・除菌:洗濯洗剤と一緒に入れるだけ。白い衣類の黄ばみや黒ずみに特に効果的
- 洗濯槽の掃除:40〜50℃のお湯に溶かして洗濯槽を回すと、カビや汚れが浮いてくる
- まな板・布巾の漂白・除菌:40〜50℃のお湯に溶かして漬けおきするだけ
- コーヒー・紅茶のシミ:お湯に溶かしてシミ部分に塗って少し置いてから洗う
- マグカップや急須の茶渋:お湯に溶かして漬けおきするとするっと落ちる
- 換気扇などのガンコな油汚れ:40〜50℃のお湯に溶かして漬け置きする
- 排水口のぬめり:水が流れないようせき止めて40〜50℃のお湯に小さじ1とかして30分つけおきする
私がナチュラルクリーニングにハマったきっかけが過炭酸ナトリウムです。洗濯槽の掃除をするとき、市販の塩素系製品のニオイが嫌で別の方法はないかと探していた時に見つけた方法です。
過炭酸ナトリウムは無臭なのに汚れがしっかり落ちてうれしく、一時期毎月のように洗濯槽を洗っていました(笑)
関連記事:キッチン回りに嬉しい♪“過炭酸ナトリウム”でかんたん綺麗なお掃除術◎
不向きな汚れ・注意点
- 水が冷たいと効果が出にくい。40〜50℃のお湯で使うのが基本
- ウール・シルク・麻などのデリケート素材や、金属製品(アルミ・銅・真鍮)には使用不可
- 塩素系漂白剤と絶対に混ぜない(有害なガスが発生する)
- 湿気を吸って固まりやすいので、密閉容器に入れて保管する
かなり万能なナチュラル洗剤ですが、洗浄力が強い分、使う素材によっては痛む可能性があるので注意。
まとめ:合成洗剤とナチュラル洗剤を使い分けるのがおすすめ
ナチュラル洗剤でも家全体の掃除はできますが、やっぱり合成洗剤の方が使いやすいシーンもあります。例えば、私は洗濯なら石けんより、合成の粉末洗剤の方が、溶け残りも少なくていいなと思います。
また、食器用洗剤+重曹のように、組み合わせるとより汚れが落ちやすくなることもあります。
なので、一気にすべて置き換えずに、使いやすいところからナチュラルクリーニングを取り入れると、無理なく続けられておすすめです。

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