こんにちは、イナゴとハチの子は食べたことがあるハトムギ(@hatomugi_bikatu)です。
ところで最近、“昆虫食”が流行っていますね。
無印良品に続き、なんと、ダイソーでもコオロギせんべいを発売していたので、早速購入です。
この記事では、ダイソー コオロギせんべいのレビューと、なぜ今、昆虫食が注目されているかの理由と、コオロギの栄養などを解説します。
昆虫食に興味はあるけど、虫を食べるのはまだまだ抵抗がある…
そんな方におすすめの内容となっています。
さくさく美味しい!
ダイソー コオロギせんべい実食!
では早速、ダイソー コオロギせんべいをレビューしていきます。
コオロギのイラストが可愛いパッケージ
まずはパッケージ。
可愛いコオロギの絵が書いてあり、手に取りやすい感じです。
昆虫食って袋にどどーん!と虫の写真を載せているものも多いですが…。
あれは食欲がなえますよね。
匂いは塩せんべい
次に、袋を開けて匂いを確認。
特に変なにおいもせず、いたって普通のおせんべいの匂いです。
塩味が効いている感じ。
薄くてパリッとしている
手に取るとこんな感じ。
500円玉よりも大きいですが、一口で食べられるサイズです。
薄くてパリッとした感触。
えびせんっぽい?塩味のきいたソフト食感のおせんべい
では、勇気を出して食べてみます。
…味はえびせんに近いような、塩味がいい感じの美味しいせんべいです。
これ、「コオロギが入っているよ」といわれなければ絶対に気付かないですね。
この粒々がコオロギか?
黒っぽく粒々と見えるのがコオロギパウダーのようです。
近所でよく見かける“エンマコオロギ”が頭によぎりますね。
美味しいし、変な癖もない!
「変な匂いしたらどうしよう…」と、結構びくびくしながら食べたのですが、全く変なとこはなく、むしろ美味しいおせんべいでした!
せんべいよりも、スナック菓子に近い食感と味わいで食べ進みます。
最近は店舗でみない・・・
「食糧難に備えて、昆虫食に慣れておくか!」と意気込んで、ダイソーを訪れ追加購入をしようとしたのですが…。最近みかけないんですよね(汗)
気になる方はお早めにどうぞ!
おすすめ記事▶【100均で買える!】ダイソーのマルキンかき醤油実食レビュー!美味しい食べ方13選も紹介!
ダイソー コオロギせんべい 製品情報
商品名 | コオロギせんべい |
内容量 | 36g |
販売者 | 株式会社キャナリィ21 |
加工所 | キィーポーション |
1袋あたりの栄養
エネルギー | 185kcal |
たんぱく質 | 0.9g |
脂質 | 9.1g |
炭水化物 | 24.5g |
食塩相当量 | 0.7g |
アレルギー | エビ かに |
…と、こんな感じでとても食べやすかったコオロギせんべいですが、そもそもなぜ最近、昆虫食が注目されているのか。
気になったので調べてみました。
なぜ今、コオロギのような昆虫食が世界的にブームなのか?
昆虫食というと、日本でもハチのこやイナゴ、蚕の子などが有名ですよね。
ただ、ここら辺の食べ物って、「昔の食べ物」であって、現在は郷土料理的ポジションなのかと思っていました。
しかしここにきて、昆虫食が日本だけでなく、世界的なブームのようです。
2013年の国連食糧農業機関(FAO)の報告がきっかけからしい
世界的に昆虫食が注目されている理由としては、2013年に国連食糧農業機関(FAO)が発表した『Edible insects Future prospects for food and feed security』というレポートがきっかけのようです。
参照:『Edible insects Future prospects for food and feed security』
英語なのでさっぱりわかりませんが、内容としては…
- 昆虫食は自然にも人にも優しい!
- 昆虫食は食料危機にも役立つ!
というようなことが書かれているそうです。
このレポートをきっかけに、世界で昆虫食の研究が進んだものと思われます。
さらに、2015年9月の国連サミットで採択された、SDGsの影響もあり、取り組みが進んでいるみたいですね。
昆虫食の歴史は古いがなぜか流行っていない
で、実は昆虫食の歴史は古く、紀元前にかかれた旧約聖書(レビ記 10.20-23)でも言及されています。で、ざっくりまとめると、「バッタは食べていいけど、他の虫はダメ」というようなことが書かれています。
昆虫食の歴史は古いのにあまりメジャーでないのは、虫の見た目や味だけでなく、上記のような理由もあるのかもしれません。
世界的には約4人に1人が昆虫を食べている
次に、世界に目をむけ見ると、なんと4人に1程度の割合で昆虫を食べているそうです。4人に1人というと、日本では、「総人口に占める65歳以上の割合」と同じです。
そう考えると「結構普通な食べ物」という感じですよね。
特にアジアではよく食べられているそうです。
参照:フーズチャネル.「世界で注目を集める「昆虫食」は、日本の食シーンに革新をもたらすか」
…と、こんな感じで昆虫食自体の歴史は古く、世界的にみればそれなりに食べられていることがわかりました。
また、最近注目を集めているのは、国連食糧農業機関が「昆虫食は利点が大きいと」発表したのも理由のようです。
では、昆虫食の中でもとくに注目を集めているコオロギは何がそんなにいいのか。
メリットを確認してみました。
食用コオロギのメリット
コオロギを食べるメリットはさまざまありますが、ここでは、特に栄養面のメリットをご紹介します。
たんぱく質が肉並みに豊富
生コオロギは全体の70%が水分、20%がたんぱく質で構成されているとのこと。これ、実は肉類のたんぱく質構成比率と同じなので、100gのコオロギと肉、どちらも得られるたんぱく質は同量になるそうです。
しかも、コオロギは乾燥させたものを粉末にして利用するため、調理のバリエーションが豊富になる点もメリットとのこと。
その他の栄養や食物繊維も豊富
たんぱく質以外にも、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄分、ビタミン、アミノ酸、など栄養バランスがいい点も魅力です。
さらに、低カロリーで低糖質です。
他にも成分や効能がありそうらしいのですが…
まだ研究段階にあるため、分かっていない部分も多いようです。
昆虫食が進めばさらに新しい発見があるかもしれませんね。
味のバリエーションが豊富
現在食用コオロギとして出回っているのは下記の4種類が一般的とのこと。
- ヨーロッパイエコオロギ
- フタホシコオロギ
- ジャマイカンフィールドコオロギ
- タイワンオオコオロギ
で、コオロギは種類によって味が異なるだけでなく、飼育環境や飼料によっても風味が異なってくるそうです。
なので、さまざまな味を楽しめるのも魅力のひとつ。
…と、こんな感じで食用コオロギはたんぱく質や栄養が豊富なだけでなく、味のバリエーションが豊な点も魅力です。
さらに、可食部が多く(全部食べられる)、加工がしやすいため、今後、食品の主流になる可能性は十分ありうるようです。
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コオロギを食べるときの注意点・デメリット
以上のように、メリット満載の食用コオロギですが、注意点やデメリットもありましたのでご紹介します。
えび・かにアレルギーの人はNG
コオロギはえび・かにと同じアレルゲンがあります。
下記は、ダイソー コオロギせんべいの注意書きです。
当製品に使用しておりますコオロギは、えび・かにと同様のアレルゲン物質を含みます。えび・かにアレルギーの方の喫食はご遠慮ください。
ダイソー コオロギせんべい パッケージより
なので、えび・かにアレルギーの方は、コオロギを食べないように注意してくださいね。
ただ、現在、これらのアレルゲンを含まないコオロギの開発(※)も進んでいるようなので、将来的にはアレルギーを気にせずに食べられる日が来るかもしれません。
野生のコオロギは食べない
そっか!コオロギ食べられるんなら、外で鳴いてるの採って食べよう!!
…なんて考える人もいるかも(いない?)しれませんが。
野生のコオロギは雑菌や細菌が付着している可能性が高いため、食べてはいけません。
特にコオロギは雑食性なので、外で鳴いている彼らが何を食べているか。
分かったものではありません。
テレビやYouTubeで、生で虫を食べている映像が流れることがありますが、あれも危険なので絶対NGとのこと。
食用コオロギはまだまだ高額
最後に、食用コオロギはまだまだ高額な商品が多いです。
ざっと見ていると、プロテインと同等の価格帯かなと思います。(栄養食品と考えれば妥当なのかもしれませんが…。)
生産・加工体制が整っていないためと思われるので、流通が進めばもう少し買いやすい価格になるかなぁとは思います。
ただ、あんまり安いと今度は「変なのだったらどうしよう…」という心配がでてきますよね(笑)
まとめ 食用コオロギは慣れることからスタート!
以上、メリットいっぱいなのが分かった昆虫食や食用コオロギでした。
ですが…
やっぱり食べるのって、ちょっと抵抗ありますよね。
そんなときは、ダイソーのコオロギせんべいあたりから徐々にならしていくといいかもしれません。
将来食糧難になって虫しか手に入らなくなっても、食べ慣れていれば安心ですからね!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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