こんにちは、最近ゼリー作りにはまっているハトムギ(@hatomugi_bikatu)です。
ところで、ゼラチンの箱を見ると「100%コラーゲン由来」の文字が。
ということは、ゼラチン料理を食べまくれば、お肌にいいってこと?って言うより、ゼラチンってコラーゲンなの??
…なんだかよく分からなくなってきたので、ゼラチンとコラーゲンの違いを調べてみました。
お手頃価格でツヤ肌を目指したい人におすすめの内容となっています。
ゼラチンとコラーゲンの違いとは?
まずは、検索してトップに出てきた回答はこれでした。
コラーゲンは多細胞動物の細胞外に存在するタンパク質であり、酸や酵素を用いることで抽出することができます。コラーゲンを加熱変性したものがゼラチンであり、ゼラチンを酵素や高熱処理により低分子化したものをコラーゲンペプチド、もしくはゼラチン加水分解物と呼んでいます。ゼラチンとコラーゲンペプチドの大きな特性の違いは、ゲル化能の有無です。
引用:新田ゼラチン「基礎知識」
…難しい。
ざっくり言うと・・・
- コラーゲンからゼラチンが出来るよ!
- ゼラチンからコラーゲンペプチドが出来るよ!
と、いうことみたいです。
さらに、
- コラーゲンは動物から取れるよ(植物性はない)!
- コラーゲンもゼラチンもゼリーみたいにゲル化するよ!
- コラーゲンペプチドはゲル化しないよ!
と、いうことみたいです。
なので、ここら辺を知っていると、インチキ商品に騙されなくなるかもしれませんね(笑)
ゼラチンとコラーゲン 違いは分子構造
コラーゲンからゼラチンが取れることは分かりました。
では、具体的な違いは何かというと、“構造”だそうです。
- コラーゲン:三重らせんのように、より合わさった構造
- ゼラチン :三重らせんがほどけて、バラバラになった構造
↑画像のように、コラーゲンが、“毛糸”なら、ゼラチンはそれをばらした“毛”のような感じみたいです。
ゼラチンとコラーゲン 食品としての違いは?
なお、食品として摂取する分には、ゼラチンもコラーゲンもそこまで違いはないそうです。
ただ、動物性コラーゲンは豚足や牛スジのように骨や筋に含まれているため、そのままだと食べづらい食材も多いです。
そんなときは、長時間 水と一緒に煮込んで、三重らせんの分子を壊わし、中身を水に溶けださせるといいみたいです。
ここまで時間や手間をかけたくないなら、ゼラチンを使った方が楽そうですね。
ゼラチンやコラーゲンは食べて肌に効果はあるの?
こんな感じで、
- ゼラチンはコラーゲンから出来ている
- ゼラチンとコラーゲンの違いは分子の構造
と、いうことが分かりました。
…じゃあ、ゼラチンを食べて肌に効果はあるのか?
ここを確認します。
コラーゲンは体に最も多く含まれるたんぱく質
先に、コラーゲンが体の中でどんな働きをしているか調べてみました。
なんと、体のたんぱく質の20~40%はコラーゲンだそうです。
で、お肌だけでなく、以下のように、体中 至るところで働いています。
- お肌のハリや弾力を支える(真皮層にある)
- 骨の土台を支える
- 関節では潤滑油の役割を担う
- 血管の弾力を支える(血管壁にある)
- 目や爪、髪、歯茎などの健康を支える
…などなど、調べて見ると体全体の柔軟性や、潤いを支える働きをしているようです。
肌だけの問題じゃないんだね!
ゼラチンやコラーゲンを摂取すると肌への効果はあるの?
では、本題の「ゼラチンを食べて肌に効果はあるのか?」問題です。
結論から言うと、「なくはない」ようです(笑)
ん~、もう少し「ぷるぷるになるよ!」という回答を探したのですが・・・。
まず、最近の研究では、ゼラチンやコラーゲンを口から取り入れると、消化管で吸収され、その吸収された成分がコラーゲンの生成を促す可能性があることが発見されたようです。
なので、ゼラチンを食べたからといって、ゼラチンの成分がそのまま肌などに行く訳ではなく、体に取り込まれて、新たなコラーゲン作りに使われるみたいです。
また、研究となると、「ゼラチン」よりも「コラーゲンペプチド」を使っているものが多いです。
食べないよりは食べた方がいい!
なので、結論としては「ゼラチンやコラーゲンは、食べないよりも食べた方が肌には良さそう」という感じです。
ただし、コラーゲンを体内で合成させるためには、ビタミンCや鉄分も必要なため、バランスよく食べるのが大切ですね。
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1日の摂取量は?
また、コラーゲンの1日の推奨摂取量は5,000mg~10,000mgとされています。(所説あり。)
ゼラチン1袋で4,600mg程度のコラーゲンが摂れます。
なので、一日1袋で摂れば、その他の食事で摂取する量も合わせて、コラーゲンは十分摂取できるということです。
ゼラチンのメリット・デメリット
こんな感じで肌のためにも、食べないよりは食べた方が良さそうなゼラチンですが、使うときのメリット・デメリットを紹介します。
メリット1. 低カロリー・低脂質でコラーゲンを取れる
コラーゲンが豊富に含まれる食材って、鶏手羽やモツなど肉類が多いです。そうなれば、カロリーや脂質も多くなりがちです。また、海洋性食品でも、コラーゲンが豊富に含まれるものもありますが、スッポン、フカヒレ、うなぎ、なまこ、カレイ、などなど、高級食材が多くて毎日食べるのは・・・といった感じ。
ゼラチンなら、1袋18kcalで脂質は0。健康に気を使いながらコラーゲンを摂取できます。
メリット2. 低カロリーでお菓子を作れる
ゼラチンを使ってゼリーを手作りすれば、お菓子のカロリーを抑えつつ、コラーゲンまで摂取できます。まさにダイエットの強い味方ですね。
例えば、こちらのヨーグルトゼリー。
私も良く作って食べているんですが、なんと1人分たったの128kcalです。
レアチーズケーキのようにあっさりしつつも、固形なので食べ応えもあって、3時のおやつにぴったり。(レモン汁大さじ2推奨)
ドーナツ1個で250~330kcal(脂質は12~20g)と考えると、ゼラチンゼリーのカロリーの低さに驚きますね。しかも、コラーゲンも1150mg程度摂れます。
メリット3. 料理にも使える
ゼラチンって、お菓子にしか使えないと思っていたのですが、なんと、鍋やハンバーグなど、料理にも使えるそうです。
私もシチューのとろみ付けに使ってみましたが、特に違和感なく、美味しく食べられました。また、ごはんと一緒に炊くこともできるそうです。
メリット4. 低価格でコラーゲンを摂取できる
ゼラチンは何といっても低価格なところが魅力です。
13袋入りで、1箱320円程度。
1ヵ月毎日1袋 摂取するとしても、1,000円もかかりません。
庶民派食材ですね。
次に、ゼラチンのデメリットを解説します。
デメリット1. お菓子は作り慣れていないと失敗する
簡単にゼリーが作れるゼラチンですが、“カンタン”と言っても、慣れていないと結構失敗します。
- ゼラチンがダマになった
- ゼリーが固まらない
- 作ったけど美味しくない
こんな感じで失敗が続くと、コラーゲンが摂れるとしても、ちょっとしんどくなります。
デメリット2. 臭いが苦手な人も
ゼラチン独特の臭いが苦手な方もいるようです。
お菓子作りなら、臭い消しに洋酒を使うなどの方法もありますが、完全に臭いが消える訳でもなし。
また、ゼラチンを温かい飲み物に溶かしてコラーゲンを摂取する方法もありますが、臭いが苦手だとこの方法も難しいでしょう。
そうなると、料理でごまかすしか、方法がなさそうな感じです。
デメリット3. コラーゲンの吸収率を高めたいなら不向き
肌や体のことを考えて、コラーゲンをしっかり摂取したい人はゼラチンを使うより、専用の製品を使った方が良いでしょう。(サプリメントとか。)
ゼラチンはあくまでも食品なので、「コラーゲンの吸収率を高めて美容・健康を促す」目的では作られていません。
もちろん、コラーゲンが手軽に取れて嬉しい食材ですが、もっと本気でコラーゲンを摂りたい人は、それ専用の製品を使った方が効果はあるかなと思います。
吸収率を高めたいならコラーゲンペプチドがおすすめ
もし、コラーゲンの吸収率を高めて、効率よく摂取したいなら、「コラーゲンペプチド」と書かれている製品を使うと良いようです。
ちょっと最初の話に戻りますが、
コラーゲン
↓
ゼラチン
↓
コラーゲンペプチド
という感じで、ゼラチンからはさらにコラーゲンペプチドが取れることを説明しました。
実は、このコラーゲンペプチド、分子構造がゼラチンよりも細かいので、上記3種類の中では最も吸収率が良くなります。
なので、きっちり肌への効果を実感したいなら、「ゼラチン」ではなく、「コラーゲンペプチド」を使うといいみたいですよ。
また、コラーゲンやゼラチンと違い、コラーゲンペプチドは「ゲル化」しないので、飲み物に混ぜたりして、ゼラチン以上に普段の食事にも取り入れたりしやすいそうです。
まとめ ゼラチンは手軽にコラーゲンを摂れる便利食材!
ゼラチンとコラーゲン。同じものかと思っていたら、実は分子構造が違うということが分かりました。
ゼラチンでコラーゲンを摂っても肌や体に効果はありそうなので、積極的に摂取したい食材ですね。
安くて便利、庶民の味方のゼラチンで、嬉しい素肌を目指しましょう!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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