こんにちは、ハトムギ(@hatomugi_bikatu)です。
最近、電気代が高くて本当に困っちゃいますよね。
こんなとき、電気を使わず手軽に暖を取れる方法でおすすめしたいのが“湯たんぽ“です。
この記事では、北海道在住・冷え性に悩む私が湯たんぽを使って感じたメリット・デメリット、湯たんぽの素材別の特徴をご紹介します。
節電しつつ温かく過ごしたいあなたにおすすめの内容です。
節電に嬉しい!湯たんぽの7つのメリット
ここでは、北海道在住、末端冷え性の私も温まった、湯たんぽの嬉しい7つのメリットをご紹介します。
1. 電気を使わず暖が取れる!!
電気代の高騰が続く昨今、なによりも嬉しい湯たんぽのメリットが「電気を使わず、継続して暖が取れること」です。朝、お湯を沸かして入れておけば夕方までぽかぽか。
「暖房をつけるほどでもないけど肌寒い時期」は特に重宝します。電気代を気にして、こたつも電気毛布も使いづらい今は特におすすめです。
2. しっかり暖かくて冷え性に最適
冷え性だと、少し手足を温める程度では、またすぐに冷たくなりませんか?なので、電気ストーブの前で暖を取るとなると、時間も電気代もかかる。
湯たんぽであればじんわりと継続して温められるので、冷たい手や足の裏もいつの間にかぽかぽかに。急激に温めるのではなく、じっくり温かいので冷え性に嬉しい暖房器具です。
3. ピンポイントで温められる
湯たんぽは電気ストーブと違い、体の部位をピンポイントで温められるのもメリットです。例えば……
- 足先が冷たい→湯たんぽを床に置いて足を上に乗せる
- 生理痛で辛い→お腹や腰に湯たんぽをあてる
- 肩こりが酷い→クッションの上に湯たんぽを置いて寝転ぶ
こんな感じで、寒い・冷たいだけでなく、痛みで辛い部位にあてられるので重宝しています。
4. 布団も温められる
湯たんぽが一つあれば、体を温められるだけでなく、電気毛布のようにお布団も温められます。方法は簡単で、寝る少し前(1時間くらい)に、お布団の中に湯たんぽを入れるだけ。
布団全体が温まるわけではないものの、足元や腰付近が温かいと、それだけでとても眠りやすくなります。
5. 残ったお湯も活用できる
作る時間や室温、お湯の温度・量により異なるものの、湯たんぽのお湯は長時間温かさが続くため翌日の洗顔にも使えます。
また、お湯の温度が少しぬるくなったら、洗い物や洗濯物に使うのもおすすめです。
6. 防災にも活用できる
冬場の停電で暖房器具が使えないときも、湯たんぽは活躍します。ガスコンロなどでお湯を沸かして湯たんぽに入れれば、電気がなくても長く暖が取れるからです。使い捨てカイロと異なり、ガスと水さえあれば何度でも温かくできる点がメリットです。
実際に、北海道で冬場に停電があった際、被災地域の方がインタビューで「湯たんぽも使って暖を取った」との発言から、防災にも役立つと知りました。
7. 小型なら場所を選ばす利用できる
湯たんぽというと、昔は大きくてずっしりしたイメージがあったものの、現在では小型の商品も多数販売しています。小さいと温度が下がりやすいものの、場所を選ばす使える点がメリットです。
オフィスや車の中など、少し肌寒いときに持っていると気持ちがいいと思います。
湯たんぽにデメリットはあるの?
節電や防災など、色々役立つ湯たんぽですが、使っていて感じるデメリットもあります。
本体が重い
何リットルタイプかにより異なるものの、我が家では容量2.6Lのものを使っています。確かに、ぽかぽかだし、温度が下がりづらいのですが、、、重いです(笑)
そりゃあ、2Lペットボトルよりもお湯が入っているんだから、重いのは当然です。寝転んでるときにお腹にあてていると、結構な圧迫感があります。
また、ベッドから湯たんぽが落ちると、最悪本体が壊れたり、床が傷ついたりする恐れもありますので要注意。
結構な量のお湯を沸かす
必要な容量分のお湯を沸かすので、小型のヤカンしかないと時間がかかります。我が家では、2回お湯を沸かしてやっと満タンです。まあまあ手間ですね。
もしかしたら、ガスよりも電気ケトルで複数回沸かしたほうが早いかもしれません。
湯たんぽを使うときの注意点
便利な湯たんぽですが、使いかたを間違えるとケガをする恐れもあります。
低温やけどには要注意
湯たんぽで特に注意したいのが“低温やけど”です。タンゲ化学工業(湯たんぽの会社)のホームページには、このような注意書きがあります。
低温やけどは、心地よく感じる程度(体温より少し暖かい温度)のものでも、皮膚の同じ部分が長い時間接触していると発生するやけどで、皮膚の深いところまでおよぶものです。 熱いものに接触している皮膚の温度とやけどになるまでの時間はおおよそ次のとおりです。
- 44℃では3時間から4時間
- 46℃では30分から1時間
- 50℃では2分から3分 (出典:山田幸生、「製品と安全第72号」低温やけどについて)
万一、低温火傷を起こした場合は、直ちに専門医の診断をお受けください。
なので、対策としては・・・
- 寝るときは湯たんぽを布団から出す
- 布団から出さないなら体が触れない位置に置く
- 子どもやお年寄りが使う場合は周りの人が確認する
- 病気や飲酒時、疲労困憊時など体が不自由なときは使わない(または、周りが確認する)
- ペットに使うときは飼い主がよく確認する
と、こんな感じです。
44度で3時間なんて、寝てたらあっという間なので本当に注意が必要です。
熱湯は入れない
湯たんぽに入れるお湯の推奨温度は80℃程度だそうです。私は冷え性なのもあって、沸騰したてのお湯を入れて使っていましたが、危ないからダメとのこと。(確かに、火傷しそうなくらい持ち手が熱くなります。)
なお、大抵の湯たんぽの耐熱温度は120度前後のため、熱湯を入れても破損はしません(実体験)。・・・が、例外もあるので、取扱説明書は要チェックです。
とはいえ、熱湯だと本当に熱いので、少しお湯の温度が落ち着いてから入れた方が安全です。
満タンに入れる(プラスチック製湯たんぽ)
プラスチック製の湯たんぽはお湯の量が少ないと、冷めたときに「ベコっ!」と、へこむ恐れがあります。なので、できるだけ満タンにします。
また、しっかりお湯を入れた方が、温かさも長持ちです。
湯たんぽを選ぶときのポイント
では、ここからは私の考える湯たんぽを選ぶときのポイントを解説します!……なんて、偉そうなことをいっていますが、今までの人生で湯たんぽを購入したのは3回くらい。なので、今後買うときの参考用にまとめてみました。
持続性が欲しいなら大容量タイプがおすすめ
今まで小型タイプと大型タイプを使ったことがありますが、温かさの持続性が欲しいなら、断然、大型の大容量がおすすめです。
使った感じとしては、2L前後あれば半日程度温かさが持続します。在宅勤務で電気代を節約したいなら、3L程度の商品でもいいと思います。
とはいえ、あまり容量が多いと重くて扱いづらいので、オフィスとかで使うなら、1L前後の小型タイプがいいですね。使用環境によるものの3~6時間程度は温かさが持続するようです。
素材ごとの違いを確認
湯たんぽといえば赤い(オレンジ?)プラスチック製のものしか知らなかったのですが、実はスチール製、塩ビ製、陶器製など、色々なタイプがあります。
湯たんぽの素材により使い勝手も違ってくるので、それぞれ特徴も確認してから選ぶといいですね。
次から、湯たんぽの素材ごとの特徴を紹介します。
湯たんぽの材質の違い
ざっと確認したところ、湯たんぽの素材には以下がありました。
- プラスチック製
- スチール製
- 陶器製
- 塩ビ製
それぞれ、メリット・デメリットが異なるのでまとめます。
プラスチック製
正確にはプラスチックではなく、ポリエチレンという素材のようです。昔ながらの湯たんぽで、ホームセンターなんかでも手軽に購入できます。
メリットは、何といっても安価で容量や形などの種類が豊富なところ。昔からある製品なので、他の材質の湯たんぽと比べても同じ容量なら1,000円程度安く手に入ります。しかも頑丈です。
デメリットは、中のお湯を捨てても、完全には出てこないところですね。あとは硬い材質なので、肌ざわりの良いカバーは必須です。
スチール製
こちらは、メッキ板とか、スチールとか、金属タイプの湯たんぽです。これも昔ながらの湯たんぽの定番ですね。
メリットは、本体を直火で温められるところ。なので、一度お湯を入れると入れ替え不要で繰り返し使えます。レビューを読んでいると、キャンプで利用している方が多い印象です。(ただし、製品によっては直火不可のものもあるみたいなので、必ず確認してください。)
デメリットは金属製のため腐食するところかと思います。長年使っているものは穴が開いていないか、確認したほうがいいですね。また、金属なので、温めた後はミトンなどをつけて湯たんぽを扱わないといけません。値段はプラ製と比べると高額です。
陶器製
最近人気らしい陶器製の湯たんぽ。他の材質と比べ、柔らかな温かさと、温度の持続力が魅力のようです。また、陶器が水分をすって蒸発させるため、乾燥しづらいとのこと。
メリットは陶器のぬくもりや温かみ、優しさが楽しめるところです。また、温かさの質が違うとのことで、一度使うと病みつきになる方もいるようです。陶器なので、素材自体の劣化が少ないのもいいですね。ウサギ型の湯たんぽなんかもあって可愛いかったです。
デメリットは、陶器なので落とすと割れる点です。値段は今回紹介する湯たんぽの素材の中では最も高価です。
塩ビ製
ポリ塩化ビニルという素材でできた、柔らかいタイプの湯たんぽです。柔らかい湯たんぽって画期的ですよね。
メリットはやっぱり、体にフィットするところでしょう。肩とか腰とかにしっかり密着すると、温かさも気持ちよさも違いますよね。
デメリット、というより注意点としては、他の素材と異なり、耐熱温度が低い点です。他の材質の湯たんぽと違い、推奨温度ではなく、耐熱温度自体が80度前後です。なので、普通の湯たんぽの感覚で沸かしたてのお湯を入れると危険。
まとめ:湯たんぽで快適に節電!
電気代が高くて辛いので使い始めた湯たんぽ。ですが、他の暖房器具以上に体をピンポイントで温められ使い勝手が良く、今では節電に関係なく毎日愛用しています。
最近では塩ビ製のようにあたたかくて柔らかい商品も出ているので、次はプラスチック製以外の湯たんぽも試してみたいと思っています。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。
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