空前の大ブームとなっているタピオカミルクティー。
連日、新店舗が続々とオープンしていますね。
そんな大人気のタピオカ飲料ですが、そもそも「タピオカ」って何から出来ているのでしょうか?
小麦粉?片栗粉?それとも、餅の一種??
このレポートでは「タピオカは何から出来ているのか?」「タピオカの栄養」「タピオカブームの歴史」についてまとめています。
実は高カロリーの黒いモチモチが何から作られているのか知らない人!是非一緒に見ていきましょう!
北海道でも新店舗が続々出来ていますよ!
タピオカは何から出来てるか知ってる?
画像:キャッサバ芋
タピオカ=キャッサバのデンプン
大ブームのタピオカですが、実は「キャッサバ」という植物のデンプンから作られています。
私は「タピオカってどうせ小麦粉とか丸めて茹でたやつでしょ?」と、思っていたので全く違いましたね。
「キャッサバ」という名前を見た時には馴染みがなさすぎて衝撃でした(笑)
キャッサバとは何か?
では次に、キャッサバとはなにか?についてです。
小麦粉は小麦から出来ているように、タピオカはキャッサバから出来ていることがわかりました。
キャッサバは南米や北東ブラジルが原産の植物です。
学名はManihot esculentaといい、「キントラノオ目トウダイグサ科イモノキ属」の熱帯低木とのことです。(カタカナ読めない…。)
また、「キャッサバ」以外にも、「マニオク、マンジョカ、カサーバ、ユカ」とも呼ばれているようです。だいぶ自由に呼ばれていますね。
(ここまですべてwikipediaの引用)
また、「栽培はとても簡単で、茎を地中に挿すだけで発根、そのまま生育する。」とのこと。
他の植物では育たないような悪環境でも強力に育つため、食料問題の対策としても注目を集める植物のようです。
キャッサバは食べる以外にも、家畜用の「飼料」やアルコール発酵で「燃料」を作るなどの利用方でも注目を集めているようです。
どんな環境でも育つなんて、なんだか食料にもってこいの植物ですが、キャッサバを食べるためには「毒抜き」が必要とのこと。
キャッサバ芋はすぐに加工しないと腐ってしまうため、食べるまでの肯定に結構時間のかかる植物なんです。
栽培は簡単だけれど、加工に手間のかかる植物なんですね。
もし、「キャッサバ」に毒抜きが必要なく、手軽に食べられる植物だったら、今頃世界中の主食は「キャッサバ芋」になっていたかもしれませんね。
タピオカは「もちもちした丸っこいの」のことではない
では、タピオカの原料が判ったことで、次にタピオカについて詳しく見ていきます。まず、私達が普段「タピオカ」と呼んでいる黒いあれ。
私はずっと、「黒くて丸っこいもちっとしたやつ」の名前(商品名)が「タピオカ」なんだと思っていましたが、実は違います。
「タピオカ」とは「キャッサバのデンプン」すべてを指すものであって、「黒くて丸っこいもちもち」限定のネーミングではないんです。
タピオカは他にも、麺類やお菓子のもちっと感を出すのに使われているそうです。もちもち食感が魅力の「ポン・デ・リング」にもタピオカが使われているようですよ。
タピオカ“パール”ミルクティー
「じゃあ、タピオカミルクティーに入っているもちもちの名前は何か?」とおもい調べてみると、あれは「タピオカパール」「スターチボール」と呼ばれているそうです。
もともとは台湾発祥の飲み物で、現在では世界各地で親しまれているとのこと。
タピオカの栄養
では次にタピオカにはどんな栄養素があるのか?です。
実はグルテンフリー
タピオカで特質すべきは「実はグルテンフリー」ということ。
タピオカがキャッサバから出来ているとは思ってもみなかった時は、「タピオカがもちもちしてるのはグルテンのおかげかな?」と思っていたのですが、これは見当違いでしたね。
タンパク質・栄養はほぼなし
また、タピオカにはタンパク質や栄養もほとんどありません。
100gあたりの栄養表を掲載しておきますね。
【タピオカパール(乾) 100 gあたりの栄養価】
エネルギー 1,486 kJ (355 kcal)
炭水化物 87.8 g
食物繊維 0.5 g
脂肪 0.2 g
ナトリウム (0%) 5 mg
カリウム (0%) 12 mg
カルシウム (2%) 24 mg
マグネシウム (1%) 3 mg
リン (1%) 8 mg
鉄分 (4%) 0.5 mg
亜鉛 (1%) 0.1 mg
銅 (1%) 0.01 mg
wikipediaより引用
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タピオカ実は高カロリー?
驚くのがタピオカのカロリー。
「100gあたり355 kcal」とありますので、ショートケーキと同じ位のカロリーになります。
ただ、タピオカミルクティーにする場合は一度茹でるので茹でたタピオカのカロリーは「62 kcal」まで下がるようです。これならダイエット中も安心してタピオカミルクティーが飲めますね!
タピオカは茹でた後砂糖水の中へ…
…と思いきや、こんな記述を発見。
タピオカドリンクを飲んだときに、タピオカ自体に甘みがないと食感だけになり、あまり美味しさを感じませんので一般的にタピオカは砂糖水に漬けて味付けをします。砂糖水に漬けるのは品質の問題ではなく味の問題です。
引用:https://www.rakuten.ne.jp/gold/tapioca/content/qanda.html#q11
ダイエット中の方にとってはなんとも恐ろしい記述ですね…。
砂糖水漬けのタピオカを、これまた砂糖たっぷり甘いミルクティーの中に入れる訳ですから、「タピオカミルクティー」は「カロリー爆弾」と言っても過言ではないでしょう。
ブームに乗って飲みすぎると大変なことになりそうです。
ダイエット中の方は注意が必要なドリンクですね。
タピオカティーの大流行
では、最後に近年稀に見る食の大ブーム「タピオカミルクティー」の流行の歴史について少し見ていきます。
日本では3回目のタピオカブーム
なんと、日本でタピオカミルクティーが流行るのはこれで2度目とのこと。
1度目は1990年
2度目が2002年
そして3度目が2018年~現在
…そんなに流行っていたなん、まったく気が付きませんでした(笑)
全く気が付かなかったのも、当時は現在のようにブームが一瞬で拡散される状況ではなかったこともあるんでしようね。
現在のネットの拡散力もタピオカブームに拍車をかけたのかもしれません。
三回も流行ってたなんて知らなかったにゃ!
流行は繰り返す
もう一つ思うのが、流行は繰り返すということ。
1990年頃流行ったものって、結構今になって「再ブーム」が起きてることが多いですよね。(たまごっちとか、紅茶キノコ=KONBUCHAとか)
そう考えると、当時の流行を調べればブームを先取り出来そうですね。個人的には「アロエ」と「ナタデココ」あたりがまた流行るのではないかと思っています。
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まとめ
大ブームだけど「一体何者なのか?」わからなかった黒いもちもちタピオカ。
キャッサバという芋のデンプンから出来た食べ物であることや、実は高カロリー、タピオカブームがこれで3度目など、色々としることが出来ました。
タピオカティーの新店舗が続々と出店、ついつい飲みすぎてしまいそうですか、「タピオカは実は高カロリー」ということも忘れずに適度に楽しみたいですね。
個人的には「タピオカ無糖ミルクティー」あたりが、カロリー・味的にちょうど良さそうかなと思いました。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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