皆さん!
あの“マルセイユ石鹸”が100均(ダイソー)で売っているのはご存知でしょうか?
毎回毎回、売り切れで中々買えずにいましたが、
ついに!
前回の販売(2月頃)の時買うことが出来ました!!
今回はダイソーで手に入れた、正真正銘100円のマルセイユ石鹸をレビューしていきます!
「たかが100円」だなんて言えないくらい、使い心地抜群です。
あのマルセイユ石鹸がダイソーで売ってる!?
では、ダイソーではどのようなマルセイユ石鹸が売っているかです。
販売しているのはこちらの4種類です。
ローズ
ピンクが可愛らしいローズ。
薔薇の優しい華やかな香りがします。
ジャスミン
鮮やかなグリーンが夏らしいジャスミン。
爽やかで清々しい香りです。
ハニー
黄色が可愛いハニー。
お菓子のはちみつ味のような甘い香り。
オリーブ
王道のオリーブ。
マルセイユ石鹸らしい粘土のような香り。
100円で4種類も買えるのは嬉しいですよね。
しかも、マルセイユ石鹸には珍しく、フレーバータイプが3種類もありました。
見た目も可愛いので“香りを楽しむインテリア”としても使えそうです。
では、実際に使ってみたレビューです。
ダイソーマルセイユ石鹸使用レビュー
では、実際に石鹸を使ってみたレビューをしていきます。
今回はローズタイプを使用。
マルセイユ石鹸は全身に使える石鹸ですので、100均のものも全身使ってみました。
体
一番オススメなのはボディ用石鹸として使う方法です。
少量でも泡立ちよく、生クリームのようなコクのある泡立ちが楽しめます。
洗ったあとは、さっぱりしつつも乾燥が酷いということもなし。
体を洗っている時もほんのりとした香りが楽しめるのもいいですね。
顔
マルセイユ石鹸は顔を洗うこともできますよ。
100円と言えどもマルセイユ石鹸。
実際、顔を洗ったところ、痒みや赤みが出ると言った問題も起きませんでした。
泡切れがよく、スッキリとした洗い心地。
それでも顔を洗ったあと乾燥が酷いということもありません。
さっぱり、すっきりするので、暑い日に嬉しい洗いあがりです。
髪
で、マルセイユ石鹸は頭皮や髪も洗えるようです。
洗髪にも実際に試して見ましたが、洗っている最中は全く違和感なし。
結構洗いやすいです。
ただ、泡を流した後はかなりキシキシします(笑)
トリートメントでしっかりケアすると、翌日はさらさらと、指通りのいい髪になりました。
洗いあがりのキシキシさえ気にならなければシャンプーとしてもいい感じです。
肩にかかる程度の長さでもシャンプーとして使えたので、髪の短い方なら、もっと使いやすいかもしれません。
でもマルセイユ石鹸が100円って…本物?偽物?
「マルセイユ石鹸」って高級なイメージじゃないでしょうか?
100円って…「本当に本物なの」と、ちょっと疑わしくなりますよね。
先に結論を言ってしまうと、100均のマルセイユ石鹸は本物ですのでご安心を。
で、本物・偽物の議論の前に、「そもそもマルセイユ石鹸とはなにか?」を確認してみました。
発祥の由来がわかるとマルセイユ石鹸を使うのがもっと楽しくなりますよ!
そもそもマルセイユ石鹸とは?
では、そもそもマルセイユ石鹸とはなにか?
ざっくりとした歴史はこんな感じです。
17世紀:マルセイユ石鹸の絶対条件
現在でも大人気のマルセイユ石鹸。
17世紀当時はフランス王室が王令で定めた製法で作られたものしか、
「サボンドマルセイユ」を名乗ることは許されませんでした。
で、気になる王令の内容はこんな感じ。
–王令の内容–
1条!
6、7、8月は石鹸を作ってはいけない。
(暑さで製品の質が落ちる。)
2条!!
5月2日以降に収穫したオリーブの実しか使ってはいけない。
(それ以前はオリーブの実が未熟なので。)
3条!!!
原料油脂は、オリーブ油以外使用禁止。
これを守らないと「マルセイユ石鹸」と言う印を押しちゃダメ。
偽物を作って売ったら処罰。
なんとも厳しい世界だったんですね。
現在は条件緩和
で、その後石鹸作りの条件が緩和され、100%オリーブオイルではなく、植物オイルと天然成分を使って作られたものは、マルセイユ石鹸と名乗っている状態です。
今でもマルセイユ石鹸に「72%」の刻印をよく見かけますよね。
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これは、植物オイルが72%ですよという意味の印字なんです。
(100均のにはこれがないので偽物説の一因かもしれませんね。)
いつから条件は緩和したか?
ざっと確認した限り、1855年のパリ万国博覧会から法律が緩くなったみたいです。
なんでも、その年、万博1位に輝いたマルセイユ石鹸が100%オリーブオイルの石鹸ではなく、ココナッツオイルやピーナッツオイルが混ざっていたんだとか…。
当日としては「偽物のマルセイユ石鹸」が金賞をとってしまったので法律を緩和するしかなかったのかもしれませんね。
諸説あるとは思いますが…。
現在、マルセイユ石鹸を作っている会社
で、現在となってはフランス国内でも、昔ながらの製法を受け継いで「マルセイユ石鹸」を作っている会社は極わずかとのこと。
それが主に下記5社になります。
そのうち、日本でも販売をしているのはこちらの2社。
マリウス・ファーブル・ジューン社
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1900年創業。「マルセイユ石鹸石鹸と言えばここ!」と言われる老舗。
サボネリー・デュ・ミディ社
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固形タイプのマルセイユ石鹸だけでなく液体タイプも販売。ポップなイメージ。
他
シミオテクニック社
サボヌリー・ランパル・バトゥ社
サボヌリー・デュ・セライユ社
上記5社でマルセイユ石鹸製造の約30%をになっています。
ダイソーのマルセイユ石鹸は本物です!
で、今回DAISOで販売されているのマルセイユ石鹸は「サボネリー・デュ・ミディ社」製のもの。
ですので、メイド・イン・おフランス、本物のマルセイユ石鹸になります。
ただ、オリーブ油ベースは「サボンドマルセイユ オリーブ」のみ。
マルセイユ石鹸はオリーブオイルのイメージが強いですが、植物油を使っていればいいので「オリーブオイル72%じゃない!」=偽物となるのは誤解です。
(私は最初↑で理解していました 汗)
フレーバータイプはパーム油ベース
オリーブタイプはオリーブ油ベース
なので、昔ながらのマルセイユ石鹸を使ってみたい方は「サボンドマルセイユ オリーブ」を使ってみてください。
調べていると「サネリー・デュ・ミディ社」のマルセイユ石鹸は、液体タイプやデザインに凝っていたりと、現代風にアレンジしているのが多いんですよね。
「マルセイユ石鹸=素朴で厳格」というイメージを覆すチャレンジャー的石鹸が多いイメージ。
なので、「100円でマルセイユ石鹸を売る!」という行為もなんだか納得出来ました。
まとめ 100円マルセイユ石鹸、見つけたら是非買ってみて
以上がダイソーほマルセイユ石鹸と、マルセイユ石鹸の歴史についてでした。
現在のマルセイユ石鹸は植物油をベースとして作っているため、
オリーブオイル100%でなくても、偽物というわけではありませんでした。
それでも、マルセイユ石鹸は300年以上続く製法で、
肌に優しい石鹸というのはかわらないのではないでしょうか。
ダイソーで売っているマルセイユ石鹸はパーム油ベースでした。
これがよければ今度はオリーブ油72%以上、
昔ながらのマルセイユ石鹸も使ってみるといいかもしれませんね。
「もっと石鹸にはしっとり感がほしい!」という人にもおすすめです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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