こんにちは、ハトムギ(@hatomugi_bikatu)です。
前回、「【定価150円】ダイソーでトクホ飲料売ってるの!?買ってみました!」で、100均で、トクホコーラが買えることをご紹介しました。
すごい!安い!と、喜んで紹介したのですが、そもそも、トクホとは何か…
あなたは正確に説明できますか?(私はできません・・・)
ということで、この記事では、そもそもトクホとは何か、どんな効果があるのか調べたのでご紹介します。
トクホって体に良さそうだけど、曖昧!そんなあなたにおすすめの内容となっています。
トクホとは一体何なのか?
まず、トクホですが、これは特定保健用食品の略称です。
なので、漢字で書くと、「特保」となります。
サプリメントと何が違うの?
トクホを簡単に説明すると、「国に機能が認められた食品」のことです。
では、逆に、以下のような食品と何が違うのか?も説明します。
- サプリメント
- 栄養補助食品
- 健康飲料
こんな感じで、世の中には体に良さそうな食品が色々あるものの、実はこれらの食品って、名称や有効成分による区別など、法律上はなんの定めもないそうです。
なので、極端な話し、1つの錠剤に入っている有効成分が1%だろうと、98%だろうと、同じ「サプリメント」という名称で販売できてしまいます。
しかも、成分の有効性が審査されているかどうかは、販売元にゆだねられている状態。なので、品質管理をしてサプリメントを作っている良識的な会社もあれば、そうでない会社もある。まさに玉石混淆市場です。
トクホ(特定保健用食品)は国に機能が認められた食品!
で、健康食品が乱立するなか、国が有効性を認めた食品のみ「特定保健用食品」と名乗ることができます。そのためには、消費者長官の認可を得ないといけません。
トクホと認められることで、初めて食品の「機能」を表示することが可能となります。
なので、「血糖値の上昇を抑える」のように、はっきりと、体に対してどのような影響があるか表記できるのは、トクホの特権ということですね。
トクホの歴史や特徴
トクホって、結構新しいイメージがありましたが、実は1991年7月に導入された制度のようです。また、制度自体は1984年から検討され始めたようなので、実は結構長い歴史がありました。
トクホ第1号商品は「ファインライス」と「低リンミルクL.P.K.」なんだって!
どちらもアレルゲンを低減しているのが特徴だよ。
で、飲み物や食べ物がトクホと認められるまでには、↓こんな感じで色々手順を踏まないといけません。
- 消費者庁が有効性・安全性を個別に審査する
- 有効性の証明としては査読付きの研究雑誌に掲載されることが条件
- 定められた試験機関によって関与成分の含有量の分析試験もする
- 全部認められると、トクホマークを付けて、機能を表示して販売OK!
また、トクホ商品に書かれている「関与成分」とは、保健機能のある成分のことです。なので、この成分が入っているから、表示されている効能があるという理屈になります。
<例えば・・・>
関与成分:難消化性デキストリン
効能:難消化性デキストリンが食後の中性脂肪の上昇を抑制するから、中性脂肪が気になる方の食生活の改善に役立つ。
詳しい作用方法はトクホによっても異なることがあるそうなので、詳しくはその商品のパッケージやホームページを見ると分かるそうです。
トクホで表示が認められる10の効能
でも、トクホって体脂肪をどうこうする商品しか無いイメージだよね
私もトクホって「肥満に悩む中高年男性向け」の商品しか無いイメージがあったのですが、調べてみると10種類も表示が認められている効能がありました。(2022年3月28日現在)それぞれ紹介します。
参照サイト:国立健康・栄養研究所 「特定保健用食品(トクホ)とは」
お腹の調子を整える
オリゴ糖や乳酸菌類、食物繊維が関与成分の商品に記載されている効能です。
ヨーグルトや乳酸菌飲料など、数多くの商品がトクホに登録されていました。
書かれている効果が同じでも、関与成分が異なる商品が多いので、「何がいいのか?」を調べて自分にあった商品を探したいですね。
コレステロールが高めの方に適する
緑茶や青汁、オイル類が多数登録されていました。
関与成分は、キトサンとカテキンが多いものの、最近登録されているトクホ商品はこれら以外の成分も多くありました。
食後の血糖値の上昇を緩やかにする
これも、飲料の登録が多いですが、スープや味噌なんかもありました。
関与成分は難消化性デキストリンや水溶性でんぷんです。
血圧が高めの方に適する
飲み物はお茶や乳酸飲料、ドリンク(瓶タイプ)など種類がある他、タブレットなどもあり、バリエーションが豊富な印象です。
関与成分はGABA、ゴマペプチド、イワシ原料など、商品により異なります。
選びがいがありますね。
歯の健康維持に役立つ
製品はガムが圧倒的です。
というより、キシリトールガムって、トクホだったんですね。
食べ慣れているはずなのに気が付いてなかった。
関与成分は、キシリトールが多いものの、リン酸化オリゴ糖カルシウムなどもありました。
血中中性脂肪が気になる方に、または、体脂肪が気になる方に
項目をまとめているからか、商品の登録件数が一番多いトクホです。
コーラにお茶、清涼飲料水と、多種多様な飲み物があります。
関与成分は難消化性デキストリンやモノグルコシルヘスペリジン、グロビン蛋白分解物など、これまた多種多様。
この商品数を見ただけでも、脂肪を気にしている人が多いことが分かりますね。
カルシウム等の吸収を高める
なんと、こちらは登録商品たった2つ。
関与成分はカルシウムか、CPP (カゼインホスホペプチド) でした。
サプリメント市場と被るから商品が少ないんでしょうか?
骨の健康維持に役立つ
ソーセージが多数登録されていました。
関与成分はカルシウム。
これ、「カルシウム等の吸収を高める」と内容が被っているんじゃないかと思いましたが、、、よく分かりませんでした。
鉄を補給する
なんと、こちらは登録トクホ 0件!!
女性としては、ここの登録を充実させて欲しいですよね。
肌の水分を逃しにくい
え、トクホにこんな美容っぽい項目あるんですね!
しかも、食品で肌の水分逃しにくくなるのが認められたって、すごい話じゃないですか?
今のところ4製品登録されていました。
関与成分はグルコシルセラミド。
これは試してみたい。ちなみに、商品はこちら↓
で、オルビスの公式サイトでも販売していますが、オルビスの初回会員登録限定で送料無料、特別価格でも販売していました。数量限定ですが、コラーゲンドリンクとかもついてくるので、乾燥が気になるあなたは、試してみてもいいかもしれませんね。なんといってもトクホだし。
↓公式サイトはこちらから↓
まとめ 食生活は、主食・主菜・副菜を基本に食事のバランスを心掛けましょう
トクホとは国に効果が認められた製品でした。
認められるためには、有効性や成分を検査しなければいけません。
なので、ある程度、効果が保証されている健康食品を選びたいなら、トクホを選ぶといいと思いました。
ただし、有効成分(関与成分)は、トクホによって異なります。なので、「どんな成分が表示されている効果を出しているか?」は調べてみてもいいかもしれません。
最後に、トクホはあくまで健康の維持・増進を助けるだけなので、食生活や運動習慣など、生活習慣を整えた上で使うものです。
マイナスを打ち消すほどの効果はないとのことなので、注意したいですね。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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