精神を安定させるハーブとして西洋で古くから利用されてきたセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)
抑うつやイライラに効果があるとも言われていますが、副作用も多く報告されているハーブです。
このレポートではセントジョーンズワートの効果や副作用、セントジョーンズワートティーとサプリメントを1年以上愛飲している筆者の感想をご紹介しています。
セントジョーンズワートの効果には興味があるけど、安全面が心配な方の参考になれば幸いです。
セントジョーンズワートの効果・効能
セントジョーンズワートはハーブの一種です。
抑うつや、不安といった状態、精神を安定させるために、ヨーロッパを中心に昔から利用されてきました。
特にドイツなどのいくつかの国ではセントジョーンズワートはメディカルハーブとして、
軽度の鬱に対して抗うつ薬以上に処方されています。
【参照サイト】
・https://www.cochrane.org/ja/CD000448/da-utubing-nidui-surusentoziyonzuwato
セントジョーンズワートはあくまでもハーブの一種
昔から精神安定に用いられてきたハーブではありますが、セントジョーンズワートの抑うつや鬱状態に対する効果のほどは、実は定かではありません。
効果が「ある」という研究と、「ない」という研究で意見は別れています。
先程ご紹介したドイツ語圏の研究ではセントジョーンズワートの抑うつ・鬱に対する効果が「ある」という研究が多いようですが、他の国では同じ実験を行っても、効果が「低い」または「ない」という結果も報告されています。
(これは、国柄によって鬱の症状も違ってくるのが原因とも言われていますが、決定的な理由はわかっていないようです。)
「軽度の鬱に対して抗うつ薬以上に処方されています。」とは書いたものの、セントジョーンズワートはあくまでもハーブであって薬ではありません。その点は十分注意してくださいね。
味も悪くないし、リラックスや気持ちを落ち着かせるためにハーブティーとして楽しむのはいいですが、薬の代わりとして使うハーブではないことに注意してください。
また、ハーブの中では作用が強いほうですので、サプリメントで摂取する場合は副作用にも注意してください。後ほど説明しますが、「妊娠中」「薬を常用している」「既にうつ病の治療をしている」場合は、セントジョーンズワートは適さないので注意してください。
私自身は現在、上記のどれにも該当しないため、定期的にセントジョーンズワートティーとサプリメントを利用しています。副作用もなく、精神的にも穏やかな状態です。
もともと精神状態が不安定、ヒステリック、イライラしやすい、心配事が多いなどの症状がありました。それに加えて転職したストレスから精神状態が悪化し、イライラが止まらず物を床に叩きつける、涙が止まらなくなる、なんてこともしばしばありました。
セントジョーンズワートと適度な運動、適切な食事のおかげか今ではメンタルはとても安定しています。
副作用も多いハーブなので紹介するかは迷いましたが、私自身は効果の大きかったハーブです。いですので、セントジョーンズワートに興味があったり、試してみたいと思っている方の参考になればと思います。
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セントジョーンズワートティーの味・効果
セントジョーンズワートはハーブティーとサプリメントを利用しています。先にハーブティーについてご紹介します。
セントジョーンズワートティーの味は?
結構苦味が強いです。最初、飲み慣れないと苦くて飲みづらいかもしれません。
なので、そんな場合は少し薄めて飲んだ方がいいですね。
ただ、ハーブティーの中では味にクセもなく、食事とも合うので正直飲みやすい方だとは思います。慣れると美味しく感じますし、ハーブティーというよりも「お茶」という印象の強い味です。
香りの種類としては木を思わせるようなフレーバーです。濃いめの烏龍茶や、ほうじ茶が好きな方は馴染みやすいかもしれませんね。
セントジョーンズワートティーを飲んだ感じ
最初飲んだ時はだいぶ頭がぼーっとするような、ふわふわとした感じになりました。
気持ちが穏やかになり、自然と眠くなりました。
確かにイライラしてる時も良さそうな感じ。なんと言うか、頭の中が活発になりすぎているのを穏やかに落ち着けるような、そんな感覚です。
心配事やイライラが募っているときって、頭の中が活発になりすぎてることが多いですよね。思考が止まらなくなるような。そんな時に頭の状態を穏やかにしてくれます。
ただ、ふわふわ、穏やかな感覚になるので、最初は絶対に家で飲むことをおすすめします。
それも、後は寝るだけでいい、夜のリラックスタイムがおすすめですね。
会社だと眠くなったり、頭が働かない!なんてことになると正直困ってしまいますよね。また、車の運転中も控えた方がいいでしょう。
あくまでも、リラックスして穏やかに過ごしたい時におすすめのお茶です。
セントジョーンズワートティーの効果
セントジョーンズワートはサプリメントとハーブティーを使っていますが、飲んでからは感情が不安定になることがだいぶ減ったと思っています。
(もちろん、ハーブだけの効果ではなく、運動や食事といったことも関係しているでしょう。)
仕事やプライベートが落ち着いてきたのもあるとは思いますが、転職後でストレスがピークの精神的に結構辛い時に試したハーブだったので、今でもお守りとして愛飲しています。
セントジョーンズワートティーの副作用は?
セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)の副作用として報告されているものとしては、「日光に対する感受性を高める」「喉・口の乾き」「めまい」「胃の不快感」「倦怠感」「頭痛」などが上げられます。
私はもう1年以上セントジョーンズワートティーとサプリメントを利用していますが、今の所これらの副作用は感じていません。
セントジョーンズワートを取るべきではない人・副作用
妊娠中の方には禁忌
セントジョーンズワートには子宮を刺激する作用があるためです。妊娠中の方はセントジョーンズワートの摂取は控えてください。
また、妊娠中のハーブティーは副作用のでるものも多いので、必ず飲む前にお医者さんに相談してくださいね。
【参照サイト】
・https://hfnet.nibiohn.go.jp/usr/kiso/ninpu-herb/ninpu-herb-document.pdf
持病があり薬を飲んでいる方
また、持病がある方や、何かしらの薬を定期的に摂取している方も一度医師に相談してから摂取してください。
セントジョーンズワートは薬剤の代謝に影響を与えて、深刻な副作用を引き起こす可能性があります。
【参照サイト】
・http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/18.html
うつ病の治療中の方
上記と内容は重複しますが、セントジョーンズワートはうつ病の際、処方される薬の効果に影響がある場合があります。
おすすめのセントジョーンズワート製品
ここまで、セントジョーンズワートの効果や副作用についてお伝えしましたが最後に私も愛用しているハーブティーとサプリメントをご使用回します。
正直、初めてセントジョーンズワートを試そうと思った時には今より情報も少なく、副作用の報告も多かったので、「なんだか危なそうなハーブ」というイメージが強かったです。
それでも、私自身は結構効果を感じたハーブなのでおすすめの商品を2点ほどご紹介します。
セントジョーンズワートティー
サプリメントは副作用の報告が多いので、ハーブティーを試してみたかったのですが、セントジョーンズワートのハーブティーってなかなか取扱が少ないんですよね。
散々探した挙げ句見つけたのが「森のこかげ楽天市場」のセントジョーンズワートティーです。
最初はハーブティーで試してみる方法がおすすめです。
森のこかげはハーブティーの品揃えが豊富なんだにゃ!
セントジョーンズワートサプリメント
王道のDHCのサプリメントを使っています。
DHCとは言え、セントジョーンズワートは店舗で売っているのを見たことがないので、実際に試す場合はネット購入になりますね。
20日分と30日分があるので、少ないものから試してみるのがおすすめです。
まとめ
セントジョーンズワートは精神の安定のため、ヨーロッパで広く使われていたメディカルハーブでした。
効果については賛否両論あり、また副作用も報告されています。
実際に利用するまる前にはしっかりと調べてから使いたいハーブではありますが、個人的にはイライラや不安感が減少し、精神が安定するきっかけとなったハーブです。
また、1年以上愛飲していますが、副作用は特に感じていません。
セントジョーンズワートに興味があるけど、なんだか怖そうで手が出せないと言うかたの参考になれば幸いです。
(私もセントジョーンズワートティーを実際に飲む前は同じ不安がありました。)
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
written by hatomugi (@hatomugi_bikatu)
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