こんにちは、ハトムギ(@hatomugi_bikatu)です。髪が長いと焼肉や煙など、ニオイが付きやすくて嫌になりますよね。実は、髪の毛が臭い原因は、ニオイ移りだけでなく、頭皮のニオイも影響しているようです。そこで、今回は、髪の毛が臭くなる原因を調べてみました。この記事では、髪の毛が臭い原因と対処法を解説します。
髪のニオイに悩む人におすすめの内容となっています。
髪の毛が臭い2つの理由
髪の毛が臭くなる原因って、焼肉やタバコのニオイが付着するだけかと思ったら、実は、頭皮のニオイも原因のようです。髪の毛が臭い2つの理由を紹介します。
頭皮が臭いから
髪の毛が臭くなる1つ目の理由は「頭皮が臭いから」です。頭皮が臭いと一口にいっても、以下のように臭くなる要因はさまざまあります。
- 汗のニオイ
- 皮脂が酸化したニオイ
- 加齢臭の原因物質から発生するニオイ
- 生乾きで雑菌が繁殖したニオイ
汗臭・皮脂臭・加齢臭・雑菌臭と、頭皮が臭う原因がこんなにあり、さらにこれらのニオイが混ざりあっている可能性もあります。
髪の毛にニオイが移っているから
髪の毛が臭くなる2つ目の理由は「髪の毛にニオイが移っているから」です。特に、髪の長い人で髪の毛が臭いときは、ニオイ移りしていることが多いでしょう。では、なぜ髪の毛にニオイがつくかといえば、皮脂が原因のようです。
多かれ少なかれ髪の毛自体にも頭皮の皮脂が移るため、その皮脂が焼肉やタバコなどのイヤなニオイを吸着してしまいます。また、整った髪よりも傷んだ髪の方がニオイを吸着しやすいようです。
頭皮のニオイを予防する方法
以上のように、髪の毛が臭い原因は、頭皮のニオイと髪のニオイ移り、2つの理由があるため、それぞれ対処が必要です。ここでは、まず頭皮のニオイを予防する方法を紹介します。
正しい方法でシャンプーする
頭皮のニオイの対処法で最も重要なのがシャンプーの仕方です。ここを間違えていると、皮脂が残って雑菌が繁殖するなど、髪の毛にまでイヤなニオイが広がる原因になります。これだと、どんなにいい匂いがするスプレーを髪の毛に使っても逆効果です。
まずは、以下の方法でしっかり頭皮の汚れを落とし、清潔な状態を保ちましょう。
- シャンプーの前にブラッシングして汚れを落とす
- 人肌程度のお湯で1~2分ほど予洗いする
- シャンプーを適量手に取りよく泡立てる
- 泡立てたシャンプーを頭皮と馴染ませるようにして洗う
- 人肌程度のお湯で3分ほどしっかり洗い流す
シャンプー前のブラッシングには、ホコリなどの大きなゴミを落とすだけでなく、頭皮の血行を促進し汚れを浮かび上がらせる効果もあります。髪や頭皮の汚れは予洗いだけでも5~8割程度落ちるといわれるため、しっかり時間をかけることがポイントです。予洗いでしっかり汚れが落とせれば、シャンプーの使いすぎも防げます。
また、シャンプーは直接髪につけるのではなく、事前に泡立てることで頭皮の負担を防ぎ、汚れも落としやすくなります。洗うときは、爪を立てずマッサージするように頭皮全体、特に毛穴の汚れを落とすようなイメージで洗いましょう。
最後に、ヌルつきがなくなるまで、しっかりすすぎます。シャンプーの成分が頭皮に残っていると痒みやフケなどのトラブルの原因に、髪に残っていればパサつきなどの原因になるため、しっかり落とすことが大切です。
最後に、お湯の温度が熱すぎると頭皮の皮脂を必要以上に奪ってしまうため、人肌程度に設定します。
関連記事:【衝撃】女性の頭皮は30代から臭くなるの!?簡単にできるニオイ対策も紹介します。
地肌に合ったシャンプーを使う
シャンプーが合っているかどうかの判断方法はさまざまあるものの、頭皮との相性であれば、以下の点を確認するといいようです。
- 頭皮から皮脂が過剰に分泌されないか
- 頭皮が乾燥したりフケが増えたりしないか
- 頭皮に痒みはないか
- 髪はパサつかないか
なお、洗浄力の強いシャンプーを使っているのに皮脂の量が多いときは、皮脂を過剰に取り除いた結果、地肌を守るためにかえって分泌量が多くなっているケースもあります。そのため、なんだかしっくりこないときは、洗浄力を変えて様子を見るのもおすすめです。
また、加齢臭など特定のニオイが気になっているなら、それらの対策ができるシャンプーを使ってもいいでしょう。
シャンプーのあとはしっかり乾かす
正しいシャンプーの仕方で頭皮を清潔にした後は、地肌も髪も適切に乾かすことが大切です。髪や地肌が生乾きだと、雑菌が繁殖する原因になります。特に寝る前の生乾きは頭皮にも髪にも大ダメージのため、髪を乾かす時間も考慮してシャワーやお風呂を済ませるのがおすすめです。
髪を乾かす手順は以下のとおりです。
- タオルドライで髪の水分をふき取る
- 髪の毛から10~15cm程度はなしてドライヤーをかける
ドライヤーをかけるときは、乾きづらい後頭部の地肌→襟足の根本に向かって乾かします。また、髪の内側が乾いてから髪の表面を乾かし、最後に冷風で髪の熱を取り除きましょう。なお、生乾きが嫌だからといって、髪の毛がパサパサになるまで乾かすのはNGです。(ダメージになる)
そのため、8~9割程度は温風、残りは冷風で乾かすイメージで仕上げましょう。また、乾かす時間はロングでも10分程度が目安です。あまりにも時間がかかるときは、タオルドライが不十分な可能性があるため、ヘアドライ専用のタオルを使うのもおすすめです。
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シャンプーはしすぎないことも大切
人によっては、髪のニオイが気になるからといって、一日に何度もシャンプーしているかもしれません。しかし、実は過剰なシャンプーも髪が臭くなる原因の一つです。
頭皮はTゾーンの2倍ほど皮脂腺があるとされます。当然、皮脂の分泌量も多くなるものの、皮脂=悪者ではありません。表皮から分泌された皮脂と汗が混ざると「皮脂膜」という保護膜が形成され、これが頭皮の潤いを守る役割を担っています。
そのため、シャンプーをしすぎると過剰に皮脂や汗を奪ってしまい、「皮脂膜」の形成を妨げます。そうすると、余計に皮脂が分泌されたり、頭皮が荒れたりして、髪の毛のニオイが気になる恐れがあります。このため、シャンプー剤を使った洗髪は、基本的に1日1回で十分です。
基本は夜シャンプーする
「1日1回のシャンプーは朝と夜、どっちにするのがいいの?」と思う人もいるかもしれませんが、基本は「夜」がおすすめです。夜にシャンプーをするメリットは以下のとおりです。
- 時間があるからしっかりシャンプーできる
- 頭皮が清潔な状態で眠ると髪や地肌によい
- 寝ている間に頭皮のバリア機能が整い朝の紫外線ダメージを防げる
朝、急いでシャンプーをすると洗い残しや生乾きの原因になります。また、睡眠中は肌を含め体全体のダメージを修復する時間でもあるため、頭皮や髪の成長のことを考えると、清潔な方がよいでしょう。イメージとしては、化粧をしたまま寝るようなものです。
また、シャンプーで洗い流された皮脂膜などのバリア機能は、寝ている間に回復します。朝シャンプーをすると、このバリア機能が壊れた状態で外を出歩くこととなるため、紫外線のダメージを受けやすくなります。
以上の理由から、シャンプーはできれば夜に1回行うのがおすすめです。
朝、汗が気になるときはお湯で洗い流す程度にする
「夜シャンプーした方がいいといっても、夏場は汗もかくし、髪のニオイが気になる」そんなときは、朝はお湯のみで汗や皮脂を洗い流すのがおすすめです。お湯だけであれば、皮脂を過剰に洗い流したり、シャンプー剤が残ったりする心配もありません。しっかりドライヤーで乾かせば、ニオイ対策にもなります。
とはいえ、皮脂の分泌量や生活スタイルは人によって異なります。そのため、「絶対に夜シャンプーしなくてはいけない」とは考えず、自分の快適な方法を取り入れるのがおすすめです。
規則正しい生活をする
最後に、正しいシャンプーを心がけた後は、日々の生活も見直してみましょう。特に、頭皮のニオイの元になる皮脂は、食生活の影響も大きいものです。
そのため、バランスの良い食事を心がける、汗をかく習慣(運動など)を身に付ける、睡眠時間を確保するなども、ニオイ対策には大切です。どれも一気にやろうとすると大変なので、「野菜を多めに摂る」など、できることから改善してみましょう。
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髪の毛が臭くならない方法はあるの?
髪の毛が臭くなる原因にはニオイ移りもあります。健康な髪の方がニオイは付きづらいため、キレイな髪を維持できるようにするのがおすすめです。また、長い髪はまとめるだけでもニオイが付きづらくなります。
キューティクルが整っている髪はニオイがつきづらい
キューティクルとは、髪の毛の外側を覆う硬いウロコ状のたんぱく質のことで、髪の内部の組織、メデュラとコルテックスを守る働きがあります。キューティクルが傷んで剥がれと、髪の艶や潤いがなくなるだけでなく、内部組織がさらされニオイもつきやすくなるため注意しましょう。
なお、キューティクルが傷む原因は以下のとおりです。
- 摩擦
- 熱
- 紫外線
- パーマ・カラーリング
これらの原因をさけて、髪を洗った後はトリートメントでしっかり潤いを補うことが大切です。
清潔なタオルを使う
髪を洗った後は清潔なタオルで拭きましょう。タオルに雑菌が残っていると、洗ったばかりの頭皮や髪に付着し、嫌なニオイの原因になります。さらに、頭皮や髪にも悪影響を与えます。
ヘアフレグランスやヘアスプレーを使う
髪に嫌なニオイが付く前に、ヘアフレグランスやヘアスプレーを使っておくのも方法です。また、“フレグランスシャンプー”のように、香りを重視したシャンプーを使ってもよいでしょう。なお、髪に直接香水をつけると、髪が傷む原因になるため、おすすめできません。
なお、髪に嫌なニオイが付いた後に、ヘアフレグランスなどを使うと、混ざって余計に臭くなることもあるため注意しましょう。
長い髪はまとめる
髪の毛が長いと、その分ニオイも付きやすくなります。飲み会や焼肉など、事前にニオイがつくことが予想できるときは、髪を縛ったり、お団子にしたりして、まとめておくとニオイ移りをある程度防げます。
髪の毛についた臭いを取る方法
髪の毛にニオイがついてしまったものの、すぐにはシャンプーできない。そんなときは、以下の方法である程度ニオイを解消できます。
- ウェットティッシュでふき取る
- ドライヤーの熱風をあてる
それぞれ、解説します。
ウェットティッシュでふき取る
髪のニオイは、表面についた汚れや皮脂をふき取るだけでもある程度軽減できます。例えば、ウェットティッシュや水で濡らしたハンカチなどで、髪の表面をふき取るだけでも効果的です。髪や頭皮専用のウェットティッシュも販売されているため、それらを活用してもよいでしょう。
ドライヤーの熱風をあてる
頭皮の汗のニオイは、乾いた髪にドライヤーの熱風をあてるだけでもある程度対処できます。なお、ドライヤーは大きめのパウダールームなどに設置されていることが多いため、活用しましょう。
頭皮のニオイと髪のニオイ移りケアが大切
髪の毛のニオイは、頭皮のニオイとニオイ移り、2つの原因がありました。特に、頭皮は汗臭・加齢臭・雑菌臭など、複数の要因から臭くなっている可能性もあるため、適切なケアが大切です。
髪のニオイが気になるときは、まずは頭皮ケアをする。次に、髪の質を高めて、ニオイ移りを防ぐのが効果的と考えられます。
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